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出版社内容情報
中井久夫と考える患者が読み解く"治療と治療関係"に焦点をあてた統合失調症の手引書、第3弾!
第1巻『統合失調症をたどる』第2巻『統合失調症をほどく』に続き、中井久夫のテキストを"考える患者たち"が読み解くシリーズ第3巻。
中井は、「自然治癒力への信頼と自己尊厳の回復」こそが治療を貫いてもっとも必要なものと考え、回復過程では、患者の自己尊厳を確立し、「心のうぶ毛」とも言うべき患者の感受性を大事にした。患者とその家族の心理を鋭く深く洞察した言葉は、治療に信頼と希望を与え続けている。
治療者として患者に向き合う真摯な姿勢からはじまって、初診時、急性期、入院時、薬を処方する時、ゆとりを失っている時、回復途上にある時など、さまざまな場面において、どのような配慮と言葉が患者とその家族に響き、共同作業として相互信頼に基づく治療関係を築いてゆけるのか。
治療と治療関係をテーマに、回復と希望へ導く言葉を中井と患者が一緒に探っていく。
目次
第1章 統合失調症は癒える(中井久夫)(説き語り 回復への信頼と希望(中井久夫×森越まや)
治療者へ 若干の原則的な提言 ほか)
第2章 統合失調症の経験(考える患者)
第3章 統合失調症の治療(中井久夫)(治療の目安としての症状;精神療法 ほか)
第4章 信頼と希望を育む治療関係(中井久夫;考える患者)(信頼と希望の土台となるもの;はじめて出会うとき ほか)
解説 私の精神科医療への取り組みと中井久夫(近藤廉治)
著者等紹介
中井久夫[ナカイヒサオ]
1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。精神科医。文学、詩、絵本など幅広い分野で、英語、ギリシア語、フランス語、ドイツ語などの翻訳書がある。2013年文化功労者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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