目次
第1章 振り返り、先をよむ
第2章 研究のためのナラティヴの構築
第3章 テーマ分析
第4章 構造分析
第5章 対話/パフォーマンス分析
第6章 ヴィジュアル分析
第7章 複数の真実と留意すべき点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
富士さん
4
勧められて。質的データはあるんだけど、どうしようという時に便利な本です。何が語られているか、何に力点を置いて語られているか、どういう戦略で語っているかなど分析すべき注目点を先行研究を示しながら紹介されています。言語情報だけでなく、視覚的な情報をナラティヴの一種として取り上げているのが最近の流行を汲んだものになっていると思います。ただ、まずは分析方法より、何を聞きたいのか、本当に聞けるのかが重要なので、入門には厳しいかなと思いました。既存のデータをお手軽にまとめたいだけというなら、使えるかもしれません。2019/12/11