内容説明
マルクスが復活しつつある今だからこそ日本の左翼を呪縛してきたマルクス主義の根本的検討が必要である。分化理論によって現代社会を分析する。
目次
マルクスの革命論は、なぜ時代遅れになったのか
第1部 レーニン主義とは何だったのか(レーニンの諸実践の再検証;レーニン『何をなすべきか』の逆説)
第2部 ポスト・マルクス主義の先駆者ダニエル・ベル(初期における政治的立場と理論的パラダイム;中期におけるポスト・マルクス主義の模索;マルクス社会理論に対する全面的対決)
第3部 唯物史観の再検討(アンソニー・ギデンズの「史的唯物論の現代的批判」;唯物史観から分化理論へ:社会変動論のパラダイム転換;村岡到社会変革論の到達点)
第4部 書評論文(高田社会学の現代的意義;デーヴィッド・レーンのソ連論)
第5部 旅の中で(ドイツの旅で考える;アメリカ訪問記)
著者等紹介
千石好郎[センゴクヨシロウ]
1936年生まれ。松山大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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