目次
1 中国の近現代史(国家目標:主権、独立、国際的地位;政治と経済の関係:国民党政権、共産党政権;国家と社会の関係:国家の統治限界;社会と経済の関係:発展モデルの模索;外交の転機:政経分離の終焉)
2 現在の中国が直面している問題(「ポスト改革開放」、これをどうするか;国家と社会の問題:ガバナンスの維持;危険すぎるナショナリズムという凝固剤;発展重視と主権・安全重視のあいだで揺れる外交;当面続く軍事力強化(通常兵力+宇宙*サイバー))
3 日中関係(歴史認識をめぐる相克:抑制装置なき時代;経済と歴史という両輪の時代はもうこない;台湾と日米同盟:尖閣諸島問題の見方;尖閣列島問題の着地点)
著者等紹介
川島真[カワシマシン]
東京大学准教授。1992年東京外国語大学外国語学部中国語学科卒業。1994年東京大学大学院人文科学系研究科修士課程(東洋史学)修了。1997年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(東洋史学)単位取得満期退学。1997年日本学術振興会特別研究員(PD)。1998年北海道大学法学部政治学講座(アジア政治論)助教授。2006年東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻(国際関係史)准教授。2000年9月博士(文学)(課程博士、東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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