内容説明
本書は、債権者と債務者の間の情報の非対称性と債権者の期待効用の差に着目し、不良債権をめぐる債権者と債務者の関係に及ぼす影響と社会的な諸問題について、伝統的なミクロ経済学の視点から経済分析を試みたものである。
目次
序章 はじめに
第1章 不良債権の現状
第2章 債権者と債務者の対立
第3章 債権者間の対立
第4章 債務者に及ぼす影響
第5章 債権者に及ぼす影響
第6章 現行制度の問題
第7章 評価方法と評価制度
第8章 問題点と解決策
第9章 ケーススタディー
終章 まとめ
著者等紹介
高橋隆明[タカハシタカアキ]
1955年3月15日生まれ。1978年早稲田大学法学部卒業。日産自動車株式会社入社。1979年日産火災海上保険株式会社(現損保ジャパン)に転じ、愛媛県今治支社勤務後、社命によりドイツ留学。国際部勤務を経て、社命によりロンドン留学。帰国後、国際部・再保険部勤務を経て、融資部に異動。業務課長、審査課長などを歴任。2000年株式会社千代田キャピタルマネージメント設立。代表取締役就任。2002年より敬愛大学経済学部非常勤講師を経て、現在は経済学部客員教授(企業再生論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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