内容説明
政治主導の政治を実現するために、政治家は、いま何が求められているかを判断し、生きた政策をつくらなければならない。経済、外交、教育、年金、医療―メディアが報じない日本の現実。
目次
第1章 総論―政権交代とは、お金の使い方を変えることです。(野田佳彦)(国づくりは、人づくり;すでに自民党は消滅した? ほか)
第2章 経済―内需の拡大が必要。しかし、経済政策としての司令塔の役割を果たすところがない。こういうときこそ、官邸機能が大事になる。(近藤洋介)(危機感を持って経済対策を!;強いリーダーシップで政策推進 ほか)
第3章 外交―平和を自らつくっていこうとする民主党。いまこそ日本外交の大きな転換期。外交で最初にあるべきは、どういう世界であってほしいかという大きなヴィジョンと切なる願い。(山口つよし)(日本外交には歴史観が必要だ!;「ギブ・ミー・チョコレート症候群」からの脱却 ほか)
第4章 教育―国づくりは人づくり。「コンクリートから人」への方針転換を行う。情報公開を促進し、対応の遅れや先送りを許さない仕組みをつくっていく。(松本大輔)(宿題をする時間が短い!;教育委員会を解体し、改める ほか)
第5章 年金・医療―最大の争点は社会保障。情報を全部公開し、ロードマップをつくって安心を取り戻す。(蓮舫)(年金・医療問題は政治災害だ!;年金受給者を襲った国家の犯罪 ほか)
著者等紹介
藤原直哉[フジワラナオヤ]
経済アナリスト/シンクタンク藤原事務所所長。昭和35年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友電気工業、経済企画庁経済研究所、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社などを経て独立。独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市と南信州遠山郷でロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている
野田佳彦[ノダヨシヒコ]
衆議院議員。昭和32年、千葉県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。松下政経塾に第一期生として入塾。昭和62年、千葉県議選に初当選。平成5年、日本新党より旧千葉一区で衆議院議員初当選。現在、民主党広報委員長。衆議院懲罰委員長
近藤洋介[コンドウヨウスケ]
衆議院議員。昭和40年、米国ワシントンDC生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科卒業。日本経済新聞社・経済部記者を経て、平成15年東北比例ブロックより復活当選。民主党「次の内閣」経済産業相など歴任。現在、民主党・エネルギー政策調査会事務局長。独禁法・競争政策プロジェクトチーム座長
山口つよし[ヤマグチツヨシ]
衆議院議員。昭和29年、兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業。米国ジョンズホプキンス大学大学院SAISより博士号を取得(国際政治学博士)。外務省を経て、平成12年、民主党近畿比例ブロックより復活当選
松本大輔[マツモトダイスケ]
衆議院議員。昭和46年、広島県生まれ。東京大学法学部卒業。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て、松下政経塾に入塾(第22期生)。平成15年、広島2区で衆議院議員初当選。現在、衆議院文部科学委員会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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