内容説明
ネパールのポカラ周辺、インドのデリー、アジャンダ、ベナレス、ラオスと中国の国境地帯、チベット、リビア砂漠、エチオピア南部、ケニヤ北部、マリのサハラ砂漠等。10数年にわたって撮りためてきたものをまとめた写真紀行。
目次
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著者等紹介
平田淳三[ヒラタジュンゾウ]
1931年7月3日台湾台北州生まれ。終戦により中学1年生のとき和歌山県に引き上げ。56年、慶応義塾大学法学部を卒業。80年、学習参考書の出版販売会社を設立、副社長に就任。89年、語学書の出版会社リンガフォンジャパン(本部ロンドン)と合併し、社長に就任。95年、リンガフォンジャパンと分離し、ハイメックスを設立、会長に就任。91年よりアジア・アフリカ等の辺境の地で暮す人々の生活をカメラに収める等の活動を展開している。日経ナショナル・ジオグラフィック社主催の「写真コンテスト2002」において、「エルボレ村一番の美少女」が海外優秀賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
14
ほぼ「女性讃歌」です。思春期の女の子にしかない素晴らしい肢体。そして無垢なものから敵意を込めた不信まで、様々な眼差し。土地によっては女性は虐待としか思えない風習の元に甘んじて暮らしていますが、外部の者はどこまで立ち入ったらいいのかな、と複雑な気持ちになります。江戸期に日本に来た西洋人が「私たちは楽園に入り込んだ蛇だ」というのを杉浦日向子さんの本で読んだときと同じです。人は自分と違うものにあこがれ、恋をするのになぜ所有して変えてしまおうとするんだろう。とまどいと敬意を感じる写真です。2016/04/19