内容説明
保守的な中西部ミズーリ州にあったダイメーカーズ社。異文化間の摩擦を越えて、日本人によるアメリカ企業の友好的買収と経営は、いかにして行なわれたのか。さらなるグローバル化が必然の今、アメリカと関わるビジネスマン必読の書。
目次
1 総合商社のアメリカ現地法人
2 ダイメーカーズ身売りの情報と訪問調査
3 買収交渉開始から契約締結へ
4 ジョージ・スパルディング氏(1933‐2001)
5 兼松の対応
6 “Life in the Middle of Nowhere in Midwest”―山岸の手記
7 失敗と成功
8 「異文化の衝突」3題
9 その後の経営課題
10 惜別の時へ
11 Diemakersの社名消える
著者等紹介
唐沢憲正[カラサワノリマサ]
1936年、東京都江戸川区生まれ。1960年、早稲田大学第一政治経済学部新聞学科を卒業、兼松株式会社入社。1964年から4年間、1974年から5年間ニューヨーク及びサンフランシスコに駐在、非鉄金属全般を担当。取締役非鉄金属本部長を経て、1993年常務取締役、1994年米国会社社長。1996年帰国、兼松日産農林株式会社社長、1999年6月退任。現在、Aspects of Africa,Inc.日本代表、中間法人ディレクトフォース会員、日本時事英語学会会員
山岸誠一郎[ヤマギシセイイチロウ]
1948年、新潟県見附市生まれ。1971年、東京外国語大学フランス語学科を卒業、兼松株式会社入社。1979年から5年間シドニー、1986年から5年間ニューヨーク(最後の13カ月間ダイメーカーズ)に駐在、非鉄金属全般を担当。1991年帰国、非鉄金属企画室長。1998年兼松を退社、日比野工業株式会社に入社、Hibino Corporation of Americaの副社長として5年間ジョージア州ゲインズビルに駐在。2004年、日比野工業を退社、40年振りにUターンし、(株)サカタ製作所(本社:長岡市)に入社、経営企画、海外事業を担当。2007年、取締役営業部門管掌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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