感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺
70
人間、生きていれば厭な目に合う日がある。辛くて食欲が失せて、自分が殊の外に無価値で孤独な人間に思えて仕方ない日がある。そんな日が持続する時がある。まさに私がそんな時、惰性で立ちよった古本屋で本書を見つけた。武田砂鉄が褒めていた本だ。この著者の『大丈夫マン』が面白かったのと、武田砂鉄の批評眼は信頼しているので、購入してみた。一冊のコミックスに200本以上のギャグ漫画が掲載されている。ひとつひとつが超短編なのだが、内容が圧倒的なのだ。気付くと笑顔にさせられ、声をあげて笑わされた。傑作。藤岡拓太郎、ありがとう。2021/03/02
コンチャン
27
これはシュールな作品だと思います。分からない人には全く伝わらないかもしれません。だけど、私はハマった。2~3ページに一回は笑いを抑えきれませんでした。すごいセンスに狂気すら感じます。2020/07/30
阿部義彦
23
あの和田誠さんの「倫敦巴里」をボーナストラック入で復刻させて、本好きの注目を浴びた、ふたり出版社のナナロク社がなんとコミックを出しました。贔屓の出版社は買い支えたいので買いましたが、笑かして貰いました。特におっさんに関するネタが秀逸でしたね。何よりも裏表紙のサンプル漫画見てその場で吹き出しました。デフデフっです!私のお気に入りのおじさんは『落とし物のスマホを届けたらかわいい子だったので、「自然な感じ」でいけばなんとかなると思ったおっさん』です。ダリー。ポリポリ でふでふでふ!ナナロク社いいね。2017/09/30
ポテチ
21
ヤバい人あるある。と言いたいけどないよなぁ。だって、手の器で牛乳運んでいる人とかいないよ。笑 でもあるあるって思えるのはなんでだろう。夏そのままとまらないで!2019/09/28
メセニ
14
Twitterのリツイで回ってきたものをいくつか読んだことがあったけど、こうして一冊にまとめられたものを読むとより一層作者の世界観がわかる。シュールで可笑しいんだけどどこかノスタルジーとかペーソスみたいなものを感じるよね。ここに描かれる人物(特におっさん)って実際にいたら完全にアウトな人たちなのに不思議。まああまり捏ねくり回さずにただ笑えばいいんだけど。くだらなくて笑えるやつが好きな人にオススメ。基本的に作画が反則だわな。2017/10/05