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内容説明
『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』『羊男のクリスマス』『村上ラヂオ』『ポートレイト・イン・ジャズ』『村上ソングズ』『冬の夢』『象工場のハッピーエンド』『ふわふわ』『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』etc.物語るイラストレーション。
目次
佐々木マキ―羊男の肖像(『うみべのまち 佐々木マキのマンガ1967‐81』帯文 村上春樹;表紙の仕事 佐々木マキ ほか)
大橋歩―シンプルな線、豊かな余白(『村上ラヂオ』;『おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2』 ほか)
和田誠―ジャズのごとく(『ポートレイト・イン・ジャズ2』『ポートレイト・イン・ジャズ』(文庫版)
『愛蔵版グレート・ギャツビー』 ほか)
安西水丸―村上朝日堂の盟友(『象工場のハッピーエンド』;『村上朝日堂超短篇小説 夜のくもざる』 ほか)
和田誠と安西水丸と村上春樹―同じ空気を吸っているんだな、ということ(『NO IDEA』;『村上春樹 雑文集』 ほか)
資料
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
139
村上春樹は小説も関連本も読んでいる作家ですが、村上主義者でもハルキストでもありません(笑)村上春樹に纏わる4人のイラストレーターの作品と解説集。4人とも魅力的です。初期の村上作品は、やはり佐々木マキのイメージが強いですが、個人的には安西水丸作品が一番好きだなぁ!村上春樹と安西水丸のコラボが二度と見られないのが非常に残念です。2016/08/05
たいぱぱ
97
凄く良い。タイトル通り村上作品で共に仕事をしたイラストレーターさんたちのお話、掲載されたイラスト、そこに作品からの一説が載ってるんだからたまりませんよ。手のひらサイズの美術書みたいな愛らしい装丁もまたたまらん。20代半ばで村上主義者になった僕にとって、これらのイラストを見ると昔の「自分の心のアルバム」を見てる様な感覚に陥りました。僕にとって安西水丸さんが一番印象深く、水丸画伯がもうこの世にいないんだと改めて喪失感を感じました。水丸さんから和田さんにリレーされたモンクのイラストの逸話がとても心に残りました。2021/05/17
ねむねむあくび♪
87
ひとつの文学の時代を作った作家とイラストレーター達の交わり。懐かしい気持ちにさせてもらった。作家と画家の、控え目な中にも温もりのある関係性に、お互いの作品への敬意が垣間見えてほっこりと癒される。良かった。2020/02/16
コットン
81
ちひろ美術館での展示会をベースにした本で村上春樹の本に関わったイラストレータの作品をカラーで紹介。4人とも好きなイラストレータさんですが佐々木マキさんのどこか異次元的おとぼけ感があってはっきりした色使いが楽しいです。一番仕事をされたのは安西水丸さんでジャズピアニストのセロニアス・モンクにハイライトを1本ねだられたと語られている所が面白い。2016/07/18
けんとまん1007
74
お互いの距離感が、とてもいい。言い古されているが、リスペクトしあう関係。真の意味でのコラボレーション。安心しながらも、どこかに新しい発見があるだろうと思いつつ、ページをめくる。こういう関係が理想だなあ~。2023/06/28