日付の大きいカレンダー―岩崎航エッセイ集

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784904292631
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

39歳、詩人、筋ジストロフィー、絶望の淵で見出した希望。幸せとは、生きる力とは何か?岩崎航、待望の初エッセイ集。

目次

第1章 一日、一日、(肩代わりできない心;病魔について;いじめの話 ほか)
第2章 わが家の物語を生きていく(青葉ハイツ;宮城県沖地震;病と、出合う ほか)
第3章 本とともに(『夜間飛行』の通奏低音;香月泰男の『シベリア・シリーズ』;未読のままに『太宰治全集』のこと ほか)

著者等紹介

岩崎航[イワサキワタル]
詩人。1976年1月、仙台市生まれ。仙台市立向山小学校、仙台市立五橋中学校、宮城県仙台第一高等学校通信制課程を卒業。3歳の頃に進行性筋ジストロフィーを発症。今は胃ろうからの経管栄養と人工呼吸器を使い、在宅医療や介護のサポートを得て自宅で暮らす。25歳から詩を書き始め、2004年の秋からは五行歌を詠む。2013年7月、詩集『点滴ポール―生き抜くという旗印』(写真・齋藤陽道/ナナロク社)を刊行。各界から大きな評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aika

28
心がじわじわっと震えます。岩崎さんの詩は、自己と対峙しながらもひとりよがりじゃない。自己を見つめる、というと、自分のうちに籠るようなイメージがありますが、他者との交流の中で詩が紡ぎ出されている。泥臭いまでのもがきとか、苦悶とか、そういう根っこがしっかりとあって、詩の美しさが咲き香っている。陳腐な言葉でしか言えないのですが、誰にとっても特別で、普遍的な意味を持つ詩歌なのではないでしょうか。「誰に、どう 見られてようと わが心を込める道があり 生きていくことは 幸せなのだ」抱きしめて、生きていこうと思います。2016/06/24

梅ちゃん

20
2020.09.08先日読んだ五行詩集『点滴ポール…』の著者がその後に出版したエッセイ集。筋ジストロフィーを発症し、栄養剤と機械の助けで生きておられる著者がその経験を綴ったもの。本書のタイトルは「日付の大きい/カレンダーにする/一日、一日が/よく見えるように/大切にできるように』の五行詩より。「この病がある限り自分の未来はない」と考えていた心が溶けてきて「病を持っていることを含めての自分」と思えるようになった著者。強い人である。2020/09/08

よちよち

15
購入本。39歳の筋ジストロフィーの岩崎航氏のエッセイ。心底、生きることの意味を考えさせられる一冊。人生で、「何をなすか」より「どうあるべきか」を問うている。私も、歌を一つ「ベッドの君が 活字にて 知らない世界を指し示す 新たな視点に 我は感謝し」。この本に、たくさんの読者があることを願う。2016/03/08

豆ぽち

14
こうしたいと思って起こした行動というのは、やはりどんな場合でもその人の"重み"が加わる。さらさらと砂上を滑って徐々に呑まれていく無気力の蟻地獄から這い出せたのは、何よりその"重み"が足がかりとなってくれたからだと思います。/一人の人間がその場に存在し、一緒に時を過ごしていく。それだけで大いなる「はたらき」となる。/境遇なんて関係ない 今日も闘う全ての人には 決して つぶされはしない 一本の滑走路があるんだ/それでも、人びとの中で生きてゆくなら、こころ弾ませる何かが生まれる。可能性が開けてくる。2018/10/19

青木 蓮友

10
絵でも小説でも詩でも、五行歌でも。どうして芸術が癒やしをもたらすのか。わたしは芸術鑑賞をすることが今ひとつわからないで45歳になってしまうのだけれど、その答えにようやく出会えた気がする。「命の炎」や「絵に込められた光」というこの表現によって、作品の根底に、その奥に、きっと熱を帯びた輝く何かがある、だからかー。なるほど、納得ができた。それと「病」と「病魔」が違い、「闘病」ということ。生ききることを妨げようとする何か、それが「魔」。病というそのものの現実ではなく「魔」、まったくその通り。読んでよかったです。2016/07/31

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