内容説明
患者の表現方法は三者三様、発せられる言葉だけを頼りにすると正しい証は得られない。表情・挙動も観察しながら、どんな質問を投げかければよいのか、中医基礎理論を診療で使える形に変換するための方法論を提示。臨床でよくみられる症状について、問診の進め方の具体例をチャートで解説。著者の臨床経験に裏打ちされた含蓄のある話をコラムとして掲載。
目次
第1章 問診の構造(問診上達の要素;2つの問診 ほか)
第2章 症状‐症候‐証(証の定義;可視から不可視への転換 ほか)
第3章 問診の作法(2‐8の法則;二問を求めず ほか)
第4章 症状の変換(症状の幅;症状の軽重 ほか)
第5章 各論‐問診レシピ(発熱;鬱熱 ほか)
第6章 現代医学を用いた問診(ジョイント問診;不妊症 ほか)
著者等紹介
金子朝彦[カネコアサヒコ]
1962年生まれ。あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師。梁哲周先生に師事し、漢方全般を学ぶ。漢方研究「三旗塾」を主宰し、中医系臨床家の初級からの脱皮を図る。さくら堂治療院院長。湘南医療福祉専門学校非常勤講師
邱紅梅[キュウコウバイ]
1962年生まれ。中医師。北京中医薬大学医学部中医学科卒業。東京学芸大学大学院で生理心理学修士取得。桑楡堂薬局にて漢方相談の傍ら、講義・執筆などで中医学の普及に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 災害文化の継承と創造