内容説明
症状別の構成で臨床家にとって使いやすい。治療法として、主治・取穴・位置・操作・考察を簡明に記述。なぜこの病にこのツボを取るのか。取穴の理由をていねいに解説。明代の『百症賦』の現代版。趙振景氏がまとめた一針一穴の内容を、それに共鳴した西田皓一先生が、日常臨床で試みて効果を確認。西田先生の経験をふんだんに盛り込み、日本での臨床的価値をさらに高めている。
目次
1 内科疾患
2 外科および整形外科疾患
3 皮膚科疾患
4 産婦人科疾患
5 泌尿器科疾患
6 小児科疾患
7 眼科疾患
8 耳鼻咽喉科疾患
9 歯科疾患
著者等紹介
趙振景[チョウシンケイ]
1944年8月生まれ。河北省藁城市出身。北京中医学院(現・北京中医薬大学)卒業。中医家系に生まれ、幼少よりその薫陶を受ける。西洋医学と中医学を系統的に学び、また北京市中医経典研究班で経典著作を研修し、理論と実践の基礎を固めた。かつて北京市朝陽科教所・新源里医院で勤務。40年余りの豊富な臨床経験を有し、常見病・多発性疾患の治療は数知れない。ここ数年は、専門家外来にて、奇病・難病に対し、中西医理論および家伝医術を用いて独特の効果を上げている。国内外の医学雑誌に発表した中医学術論文は数十篇にのぼる
西田皓一[ニシダコウイチ]
1937年6月生まれ。1963年神戸医科大学卒業。1964年神戸大学医学部循環器内科入局。1966年神戸労災病院内科勤務。1975年高知県農協総合病院内科医長。1977年西田順天堂内科を開業し、現在に至る。2004年高知大学医学部非常勤講師。2006年高知大学医学部臨床教授。開業と同時に現代医学と東洋医学の両方の立場から治療してきた。著書に『東洋医学見聞録』上巻(1999)、中巻(2004)、下巻(2007)(以上、医道の日本社)、がある。2008年『東洋医学見聞録』が評価され第22回「間中賞」を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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