感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
日・月
13
この数年でかなり評価が変わったことを中国ドラマ(PCで視聴)で実感。何といっても主役ですし、毛の台詞に後世への言い訳ととれるものもでてきます。これを追跡しても一銭にもならないんですが(笑)、本書からはかなり詳細な時代背景や周辺人物の情報を知り得、また、著者の「中共が啓蒙期の五四精神から離れ」「独裁をもって民主に代替した」という主張に深く同調します。各軍閥と列強・国学の素養が無い華僑孫文・プラグマティズム(デューイに師事)の胡適・変節のコミンテルン・宥和策の汪兆銘…反り合うものが織り成すドラマは壮大です。2025/01/07
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