チベットの焼身抗議 - 太陽を取り戻すために

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チベットの焼身抗議 - 太陽を取り戻すために

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  • サイズ A5判/ページ数 263p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904213322
  • NDC分類 319.229
  • Cコード C0031

出版社内容情報

映画『ルンタ』(池谷薫監督)の理解を深める1冊
今日もまた、愛する人びとが燃えていく──。

“ダライ・ラマの建築家”こと中原一博による渾身のレポート!
2008年〜2015年4月までの全焼身者143名の詳細な記録も収載。故郷の解放と法王ダライ・ラマの帰還を叫びながら、自らの身体を〈灯明〉と化し、中国政府の圧政に抗議し続けるチベット人たち。この異常事態はいつまで続くのか? ダライ・ラマに招かれ、30年にわたってダラムサラに暮らすひとりの日本人建築家が、焼身者たちの貴重な命の記録として、人びとの最期の訴えと現地の実情を克明に報告する。

【著者略歴】
中原一博(なかはら・かずひろ)1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文学科、理工学部建築学科卒。インド北部のラダックを旅行中、チベット仏教建築に魅せられ、卒業論文のテーマにしたのが縁で、チベット亡命政府との運命的な出会いを果たす。85年、専属建築家としてダラムサラに家族とともに移住。亡命政府の庁舎や僧院、学校など、数多くの建築物を手がける。97年、NGO「ルンタ・プロジェクト」を発足。チベット本土でデモを行い、刑務所で拷問を受けた後インドに逃れた元政治犯の支援を開始する。自ら資金を集め、設計も担当した「ルンタハウス」内で、彼らの学習・就労支援を行う。08年、チベット全土で抗議活動が湧き起こると「チベットNOW@ルンタ」のサイトを立ち上げ、チベット人の非暴力の闘いを連日のように発信。翌09年に焼身抗議が始まって以降は全ての焼身者の詳細なレポートを送り続ける。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ののまる

14
2008年3月の蜂起以降、さらに過酷になった中国政府による人権弾圧に抗議して行われているチベット人による焼身自殺は2009年3月から2015年8月1日現在147人、うち123人が死亡。多くは若者です。抗議者の遺書と焼身の状況、それに対する中国当局による更なる迫害状況が、命をかけて外部へ寄せられた情報とともに記されています。せめて一人でも多くの方が本書を読んでこの事実に触れて欲しい。もととなった記事をまとめたものは著者のHPで公開されているので、PDFで読むこともできます。ドキュメンタリー映画『ルンタ』も!2015/12/03

BLACK無糖好き

10
ある程度覚悟はしていたが、あまりの居た堪れなさに読後も精神的ダメージが残る。"焼身は自殺の中でも最も激しい苦痛を伴うものと言われている。体液は沸騰し、眼球は膨張し破裂する。息をすれば気管と肺は焼け、激しい痛みと共に呼吸困難に陥る"(p6 )。本書は中共のチベット人弾圧のもと、民族解放を訴え焼身抗議を行った143人の詳細なプロフィールと炎に包まれながら叫んだ言葉の数々が生々しくも丁寧に記録されている。限られた情報源から一人ひとりの生きた証とストーリーを刻みつけたまさに渾身のレポート!(関連動画は閲覧注意) 2016/03/08

sasha

5
本書の大半を占めるのは2009年から2015年にかけて中国政府のチベット政策に抗議し、焼身した人々の記録だ。写真があり、遺書があり、家族の名前が記され、焼身の状況が詳しく書かれている。文化的ホロコーストとも言える中国のチベット弾圧に対し、自らの体を灯明として捧げた人々の記録は読み切るのが辛かった。北京オリンピック開催前、日本でも「フリー・チベット」をスローガンに中国に対する抗議が降り上がったのだけれど、今はチベット自治区内で何が起きているのかさえ伝わってこないよな。日本は何か出来ないのかしらね。辛いわ。2016/09/25

futomi

4
映画「ルンタ」の取材対象だった中原一博さん。焼身抗議した人たちのプロフィールや抗議の際の状況を記す。 チベットの言葉、文化、宗教を破壊し、経済活動を漢族が独占し、遊牧の民だったチベット人を救済するという名目で移動を制限する。暴動が起きれば保安予算が上乗せされ、制圧すれば監督官の昇進につながる。だから暴動が起きたほうが役人には有利であり、だれも根本的な解決を図ろうとはしない。中国の大きな経済力の下で国際的な救助も始まらない。2016/06/09

るる

4
読み切れなかった。最初と、最後と、焼身抗議者の記録を半分ぐらいと読んで、もうこれ以上は読めないと思った。 焼身抗議者は、数字ではなく個人だと言った。 何も言えない。2016/03/11

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