内容説明
ディベートこそは、合理的な判断をする力を磨き、知的生産性を向上させる最も優れたツールです。本書は、ディベートによって論理的思考力を徹底的に極め、さらに論理を超えることで、「超人脳」を手に入れることを目指すものです。
目次
はじめに マルチな場面で結果を出せる“ディベート脳”のススメ
第1章 論理脳の強化で人は超人になれる!
第2章 ディベートこそ脳強化の最強の方法だ
第3章 論理脳を強化する!トゥールミンロジック
第4章 超人脳ディベート実践編
第5章 「超論理」発想で人生をコントロール
エピローグ ファイナルトレーニング
著者等紹介
苫米地英人[トマベチヒデト]
1959年東京生まれ。脳機能学者・計算言語学者・分析哲学者・認知心理学者。カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、カーネギーメロン大学CyLab兼任フェロー、実業家。上智大学外国語学部英語学科卒業。2年間の三菱地所勤務を経て、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学。カーネギーメロン大学大学院に転入。計算言語学の博士号を取得(日本人初)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤森かつき(Katsuki Fujimori)
25
ディベートの基本技術の話は難しすぎて目が滑った。ディベートを徹底的に鍛えろ、と言われてもちょっと無理かな、と思ってしまう。それは出来たら凄いことになるとは思うけど。有用性は分かっても、これは、本を読んでマスターできるものではないな、というのが正直な所。やり方の詳細の書かれた本を読んで、そのスポーツができるようになるか、といえばかなり無理な話で。だから、本気でディベートの技術を身につけたいと思ったら、それが訓練できる所に通って実践するしかないんじゃないかな? 早口の効用や、芸術、共感覚などの話は面白かった。2019/10/28
anco
14
ディベートとは、ひとつの議題に対し、2チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の優位性を聞き手に理解してもらうことを意図したうえで、客観的な証拠資料に基づいて議論をするコミュニケーション形態のこと。議論で相手を打ち負かす技術ではなく、ジャッジを納得させる競技。知識と論理を徹底的に増やして極めない限りは、論理を超越する超人脳には到達しない。ディベートの仕組みや技術も書かれていました。2016/08/15
ハッシー
11
★★★☆☆2017/11/30
ちゅん
7
ディベートの方法について基礎から応用までを説明した書。ディベート能力を鍛えるには「フィアット(fiat)」つまり、「○○という施策を実施すべきか否か」について考えるのが良いとのこと。体系的な説明があり理解がしやすく、良書であると感じました。2018/06/23
シタン
5
超人脳(定義は本文参照)を手にするための方法が書いてある。簡単に言うとディベート(NDT)で論理的思考を極めた後に、それを超越するというもの。米国でディベーターだった著者渾身のディベート解説部分はかなり実践的で、読む価値あります。専門用語がたくさんでてくるので再読必至。ところでトップディベーターは共感覚で思考しているってほんとかな? (kindle unlimited)2018/01/28