内容説明
「日本はますますオウム化する」。最後の幹部が激白。
目次
第1章 おいたちと学生時代
第2章 オウム真理教入信と出家
第3章 武装化路線
第4章 残された者たち
第5章 上祐の出所
第6章 教団からの追放
第7章 一連の凶悪犯罪事件と謝罪
第8章 私のオウム総括
第9章 資本主義と「空」の教え
第10章 貧困問題と派遣村
著者等紹介
野田成人[ノダナルヒト]
1966年生まれ。1987年東京大学物理学科在学中にオウム真理教に入信・出家。1995年教団内で正悟師の地位に就く。以降、幹部として教団運営において指導的役割を果たす。2007年アーレフ代表に就任。2009年3月アーレフから除名。現在はNPO「みどりの家族」を立ち上げ、ホームレスの自立支援や脱会信者の支援に力を注ぐ。独自でオウム事件被害者の賠償問題にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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むっちょむ
3
読みやすかった。 麻原逮捕後のオウムの話や野田さんの考え方も興味深かった。 苫米地さんとの対談は、相変わらず、苫米地さんはえらそーなおっさんやなぁって感じでなんか不快だった。 2018/10/03
按摩沙弥
1
オウムは終わっていない。 私たちが、善悪を二分し、理想を誤認する限り、教団内構造に変わりない。 擬似宗教に人生を奪われた、元幹部が人生回復の道筋を語った。 宗教を漠然と忌避するオウム世代の日本人に、拝金真理教からの脱退を勧める。 2017/03/08
竹薮みさえ
1
期待したほどではなかった。ご本人は真摯に書いてると思うけど、10章のうち8章をしめるオウムの回想はいらない。最後の貧困の問題だけをきっちりかけばよかったのにと思う。宗教者として貧困に取り組み、宗教者と貧困者をグローバリズムの枠組みのなかに位置づけることは正しい方向性だとおもうんだけど、まだまだ未完成。オウムフォロワーとしては、次作も読むと思います。2011/09/20
大熊真春(OKUMA Masaharu)
0
読んだ。思うところはいろいろあるけれど今は書く気力がない。2016/12/13
amatsukaze
0
他の評者同様、本人の総括は物足りない。しかし、巻末の苫米地秀人との対談は、思想、科学から仏教を如何に評価すべきかという問題提起がなされており、読む価値あり。2013/04/12
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