内容説明
時代と向き合い続けた思想家・竹内芳郎―戦争責任、天皇制、マルクス主義、国家、民主主義など、“戦後課題”へのラディカルで強靭な思索は、いまなお日本社会に貴重な反省を促す。練達・気鋭の論者がその全体像に挑む、迫真の論集。
目次
1(竹内芳郎と私;回想の中の竹内芳郎)
2(サルトル受容者としての竹内芳郎;竹内芳郎とサルトル―裸形の倫理;日本で哲学をすること―竹内芳郎の“闘い” ほか)
3(討論塾の理念と実践;竹内さんと『討論』のころ)
著者等紹介
鈴木道彦[スズキミチヒコ]
1929年生。1953年、東京大学文学部卒業。フランス文学専攻
海老坂武[エビサカタケシ]
1934年生。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院博士課程修了
池上聡一[イケガミトシカズ]
1960年生。鳥取県立学校教員。高生研(教育研究団体)に所属・活動。共著に『市民性を育てる生徒指導・進路指導』(大学図書出版、2020年)。大学時代からサルトル・竹内芳郎の著書に親しむ。卒業論文は「サルトルにおける自由と状況」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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