内容説明
かぶりつくうまさ、くせになるおもしろさ。「コックさん」シリーズで大人気のシゲタサヤカ最新作。
著者等紹介
シゲタサヤカ[シゲタサヤカ]
1979年生まれ。短大卒業後、印刷会社勤務を経て、パレットクラブスクールで絵本制作を学ぶ。2009年、『まないたにりょうりをあげないこと』(講談社)で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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masa@レビューお休み中
113
初シゲタさん、絵はこんなにアクが強いのに、お話はこんなにもかわいいんですね。おにぎりが大好きなオニたちは来る日も来る日も、マイペースにおにぎりを食べている。ところが、それを見た人間は悲鳴をあげて逃げてしまう。オニたちは、それでもマイペースなのには笑ってしまう。人間は固定概念があるけど、君たちにはそういう余計な概念がないんだよね。その枠がない感じがまたぷぷぷっと笑いを誘うんだろうなぁ。イメージ的には朴訥で真正直な田舎の人って感じ。こんなオニなら会ってみたい。(笑)2012/07/10
mincharos
102
再読。やっぱり面白い。オニたちは、ある日山で出くわした人間たちが放り出したおにぎりを食べて、「まずい!人間はこんなまずいおにぎりを食べているのか!」と勘違い。(数日経ってカピカピなのでまずくて当然)美味しいおにぎりを沢山作って、人間たちに食べてもらおう!と山を降りるが、人間たちは怖がって逃げていくばかり。なんでなの?と対策を練るオニたち。そこで取った作戦が「オニじゃないよ!おにぎりだよ!」笑えます。オニたちの思いやりが温かい。おにぎり食べたい。2017/09/27
忠犬じろレポ
93
かわいいオニの話。人間の作ったおにぎりが美味しくないって、人間に美味しいおにぎりを食べさせる為に奮闘。絵本ならではの展開ですね。オニは人間に怖がられない様、おにぎりのかぶりものをして登場してくるのが、なんとも可愛い発想で、子供たちには一番の見せ場でしょうね。 (土日は絵本も少し読んでみます)2013/03/10
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
88
ひねりもてらいも全くないど真ん中の絵本です。タイトルがすべてを語ってしまっています。だから「ネタバレ」には寛大に(笑)。三人のオニはいつでもおにぎりを食べています。ある日、人間が忘れていったおにぎりを食べると、あまりのまずさに涙なみだ(ノ_・。)。「かわいそうな人間にうまいおにぎりを届けてやりたい」と、腕によりをかけてギュギュとふっくらのおにぎりを山ほど作って、街に下りていきますが、パニックになります。何としても【おにぎり愛】を伝えたいと、三人は試行錯誤の末、一策を講じます。オニたちの心意気、ブラボー♪2014/10/24
nakanaka
87
タイトルの理由は最後にわかりますね。三匹の鬼がなんとも可愛らしいですが鬼というよりは妖精のような存在になっています。八百屋のおじさんも登場したりして相変わらず色々楽しませてくれます。おにぎりの上に具を乗せているだけ?なんか新鮮でした。この絵本を読んで改めておにぎりのバリエーションの多さに気づかされました。2016/06/02
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