内容説明
腹ペコのオオカミは、ある日、森で病気のコブタを見つけます。コブタが元気になってから食べようと、オオカミは自分の家に連れ帰って看病を始めますが、2匹の近くには彼らを見つめるシニガミさんがいたのです。命の尊さ、人との関わりの大切さを伝える絵本。
著者等紹介
宮西達也[ミヤニシタツヤ]
静岡県在住。日本大学芸術学部美術学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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忠犬じろレポ
91
伊坂幸太郎の「死神の精度」のファンタジー版みたいな感じでした。絵本ですからね。(^-^) シニガミにも暖かい心があると言う事ですね。子供たちはどんな感想を持つのかな?2013/06/09
馨
89
絵本。オオカミ好きとしては、オオカミが嫌われ者キャラで描かれるのは心外ですがオオカミはやはり良い奴でした。弱った子豚の病気を治し、元気になったところを食べようとしたオオカミが文字通り必死で看病をする話。命の尊さを描いたお話。死神さんがちょこちょこ色んなものに同化して出ているのを探すのも楽しい。2024/06/08
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
77
誰も自分が死ぬ日は知らない。それを知っているのはシニガミさんだけ。シニガミさんはあらゆるものに変身して、命が消えそうな誰かを監視します。今は葉っぱに変身して、病気のコブタを見張っています。そこに空腹の狼が現れます。実はこの狼もシニガミさんの監視下にあります。病気のコブタを食べて病気が移ったら大変と、狼はコブタを家に連れて帰って看病をします。でも、コブタは弱っていくばかり。そこで狼は、危険な崖に咲いている薬草を取りにいく決心をします。『ティラノザウルス』シリーズの宮西達也さんが描くハートウォーミングな絵本。2014/12/30
エンブレムT
64
表紙は黒く、主役は死神。彼(?)の瞳には、病気で死に掛けてるコブタちゃんとハラペコなオオカミさん。正直「絵本としてどうなの!?」ってな設定です。でも、さすが絵本作家として評価の高い宮西達也さん。ちゃんと子供が納得できるところに物語を着地させてました♪・・・ちなみに初読み=子供への読み聞かせ状態だった私。笑ぅせぇるすまんの喪黒福造(子供は、知らんがな・笑)風に気持ち悪~く読んで7歳児から大ブーイングをくらいましたwやー、読み終わってから反省しましたよ。このシニガミさんは、悪意とは無縁の存在でした・・・。2011/08/09
猪子
59
ぐぬぬ…図書館で借りたので表紙カバーが取れない…めくると一体どうなっているんだ…私の生き死にもシニガミさんに握られているのだろうか…ならば、もう少し今期のアニメが終わるぐらいまでは生かして下さい。2015/05/24
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