内容説明
腹ペコのオオカミは、ある日、森で病気のコブタを見つけます。コブタが元気になってから食べようと、オオカミは自分の家に連れ帰って看病を始めますが、2匹の近くには彼らを見つめるシニガミさんがいたのです。命の尊さ、人との関わりの大切さを伝える絵本。
著者等紹介
宮西達也[ミヤニシタツヤ]
静岡県在住。日本大学芸術学部美術学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むらKみ
90
伊坂幸太郎の「死神の精度」のファンタジー版みたいな感じでした。絵本ですからね。(^-^) シニガミにも暖かい心があると言う事ですね。子供たちはどんな感想を持つのかな?2013/06/09
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
75
誰も自分が死ぬ日は知らない。それを知っているのはシニガミさんだけ。シニガミさんはあらゆるものに変身して、命が消えそうな誰かを監視します。今は葉っぱに変身して、病気のコブタを見張っています。そこに空腹の狼が現れます。実はこの狼もシニガミさんの監視下にあります。病気のコブタを食べて病気が移ったら大変と、狼はコブタを家に連れて帰って看病をします。でも、コブタは弱っていくばかり。そこで狼は、危険な崖に咲いている薬草を取りにいく決心をします。『ティラノザウルス』シリーズの宮西達也さんが描くハートウォーミングな絵本。2014/12/30
エンブレムT
63
表紙は黒く、主役は死神。彼(?)の瞳には、病気で死に掛けてるコブタちゃんとハラペコなオオカミさん。正直「絵本としてどうなの!?」ってな設定です。でも、さすが絵本作家として評価の高い宮西達也さん。ちゃんと子供が納得できるところに物語を着地させてました♪・・・ちなみに初読み=子供への読み聞かせ状態だった私。笑ぅせぇるすまんの喪黒福造(子供は、知らんがな・笑)風に気持ち悪~く読んで7歳児から大ブーイングをくらいましたwやー、読み終わってから反省しましたよ。このシニガミさんは、悪意とは無縁の存在でした・・・。2011/08/09
猪子
57
ぐぬぬ…図書館で借りたので表紙カバーが取れない…めくると一体どうなっているんだ…私の生き死にもシニガミさんに握られているのだろうか…ならば、もう少し今期のアニメが終わるぐらいまでは生かして下さい。2015/05/24
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
47
もう少しで死にそうな子ブタのもとに来たのは、お腹を空かせたオオカミ。病気が治ったら食べようと考えたオオカミはは、子ブタの看病を始める。しかし、看病するうちにオオカミに変化が。もしかして・・・と思ったら、シニガミの粋な計らいに心温まりました。2021/10/09