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障害のある人と優生思想

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  • サイズ A5判/ページ数 123p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904185452
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

目次

報告 優生保護法下の強制不妊手術の問題に関して
総論 強者だけの社会が理想なのか!「やまゆり園」事件が今に問うもの―障害者権利条約を社会の隅々に
基礎講座 優生学の歴史と日本の今の課題
当事者・家族のおもい(日本に生まれた悔しさ;子どもを産み育てる権利を奪われたろうあ者;あなたはあなたのままでいい;津久井やまゆり園殺傷事件から3年―今、思うこと、伝えたいこと;精神障害者だって、恋愛しても、結婚しても、子ども産んでも育ててもいいじゃん)
特別寄稿 強制不妊手術と民主主義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

26
障害者権利条約を日本が批准し、差別のない社会を目指す必要が問われるなかで、相模原事件がおきた。そして社会的にも、また、私たちの心のなかにも、大きくのしかかる優生思想が問題となった。このブックレットは、優生思想とは何か、また実際に障害者はどのように差別され、そのなかでも生きてきたのか、わかりやすく述べられていた。良書だ。2020/02/13

最大255文字

1
知的・精神障害者からハンセン病患者、ろうあ者まで、旧優生保護法下で強制不妊手術を受けた人々の声と、同法の下地になった優生学とその現在形について。市野川容孝による講演録「優生学の歴史と日本の今の課題」所収。2021/07/12

nobu

1
総論は藤井克典氏、基礎講座として市野谷容孝氏、が書かれ簡潔にこの問題が把握できる。またこの書の良いところは当事者の声を出しているところと最後に現場に関わった精神科医としての岡田靖雄氏の声を含んでいることでバランスが良い。今後どうしていくかということで、藤井氏が端的にまとめられている。「内なる優生思想」や「内なる差別意識」に打ち勝つために、まずは徹底して障害当事者のニーズを大切にするために深いニーズを聴き取ること、そして障害のある人の辛苦のある過去を学ぶこと、これを大切にしていきたい。2021/05/19

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