内容説明
古の歌枕の世界から戦記物、説話集、紀行文など様々な文学作品に取り上げられた「平泉」「衣川」の物語をテーマ別に紹介。
目次
はじめに 芭蕉の世界が定着した「平泉」
第１章 あこがれの地「衣川」と「平泉」
第２章 平和を求めた安倍氏
第３章 歌枕の衣川
第４章 西行が詠んだ平泉
第５章 藤原四代と平泉の物語
第６章 『義経記』と平泉
第７章 芸能に描かれた平泉ゆかりの武将たち
第８章 『おくのほそ道』と平泉
著者等紹介
石田洵［イシダジュン］
１９３９年盛岡市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科（修士課程）修了。岩手県立高校教諭・教頭・校長、盛岡大学文学部教授を経て、現在、盛岡大学非常勤講師。中世文学専攻。中世文学会、説話文学会会員。主要著書『山吹の里―岩手の歌枕と都人の幻想』（岩手県芸術選奨受賞）。盛岡市在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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果てなき冒険たまこ
1
「平泉」をキーワードに歌枕、西行、後三年記、平家物語、幸若舞などと絡めて語ったのちに芭蕉で締めるというなかなか多岐にわたって楽しめる構成。先日行った花巻への旅行では残念ながら平泉に寄ることはできなかったんだけどいつかは行ってみたいなぁ。この手の本を読んでいると目の前に提示されるものだけを享受するという今の旅行とは違って想像力を駆使してする旅行ってのも面白いだろうなと強く思う。まぁそれには基礎的な知識がなきゃどうにもならないんだろうけど｡｡頑張ります。2024/09/28
