目次
国際関係論のニュー・フロンティア―“無極”化に向かうか(?)、21世紀の国際関係
主権国家衰退論と国際関係の構造変容―「ボーダレス」化と「ボーダフル」化の交錯現象の意味するもの
現代「経国済民の策(statecraft)」論―「公」と「民」の接合領域の拡大を踏まえて
「包括的」デタントの政治経済学―経済的デタントの力学変化を中心にして
現代国際組織・国際制度の理論的基礎―国際レジーム論とグローバル・ガバナンス論の接点
冷戦の遺産と国際政治経済システムの変容
安全保障研究の三つの流れ
安全保障論のニュー・フロンティア
「民主主義的安全保障」概念の生成と実践をめぐる比較地域的考察―欧州人権レジームの内実とアジアの人権状況を比較して
市民社会の成熟と国際関係―シビル・ガバナンスとグローバル・ガバナンスを繋ぐもの
グローバル・ガバナンスの鳥瞰図―多層化するガバナンスの構造
地球を覆い尽くすガバナンス体系―ジオ・ガバナンスの複合構造からみて
グローバリゼーションと安全保障―“貿易と産業”の安全保障をめぐって
世界人権体制の創造を目指して
リージョナリズムの諸相と国際理論
著者等紹介
山本武彦[ヤマモトタケヒコ]
博士・政治学。1943年大阪府三島郡三宅村(現・茨木市)に生まれる。1962年大阪府立春日丘高等学校卒業。1966年早稲田大学第一政治経済学部卒業。1968年早稲田大学大学院政治学研究科国際政治専修、修士課程修了。1968年国立国会図書館入館。1988年国立国会図書館調査立法考査局調査員・主査、依願退職。1988年静岡県立大学国際関係学部教授就任。1991年静岡県立大学国際関係学部教授、依願退職。1991年早稲田大学政治経済学部、同大学院政治学研究科教授就任。2003年ストックホルム経済大学客員教授。2005年オックスフォード大学ウォルフソン・カレッジ客員研究員。2005年日本安全保障貿易学会会長(~2007年)。2008年ハーバード大学ケネディ・スクール、ベルファー・センター研究員(~2009年)。2012年グローバル・ガバナンス学会会長(~2014年)。2014年早稲田大学政治経済学術院教授、定年退職。この間、早稲田大学理工学部(1982年-1991年)、東洋英和女学院短期大学(1988年-1994年)、法政大学法学部(1988年-1994年)、東京大学教養学部(1991年-1995年)、立命館大学政策科学部(2014年-2018年)にて非常勤講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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