内容説明
全国で50万人とも推定される高次脳機能障害者(2008年、東京都調査)は、超高齢化社会を迎え、更に増え続けることが予想される。何をどのように対応し、いかに育んでいけばよいのかを医学的専門用語を使わずにわかりやすく解説する最適の書。
目次
第1章 リハビリには順番がある(高次脳機能とは;正常と異常の区別 ほか)
第2章 高次脳機能の低い人(何事にも疲れやすい;イライラする ほか)
第3章 低次脳機能を整える(呼吸・循環を整える;意識・覚醒を整える ほか)
第4章 高次脳機能を伸ばす(耐久力をつける;抑制力をつける ほか)
著者等紹介
橋本圭司[ハシモトケイジ]
1973年東京都生まれ。リハビリテーション専門医。医学博士。東京慈恵会医科大学医学部卒業。同大学リハビリテーション学講座にて臨床・研究に従事。東京都リハビリテーション病院、神奈川リハビリテーション病院などで、数多くの高次脳機能障害者の治療を経験。東京医科歯科大学難治疾患研究所神経外傷心理研究部門准教授、東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座講師を経て、現在国立成育医療センターリハビリテーション科医長。NPO法人日本脳外傷後遺症リハビリテーション支援ユニオン副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Muronoa Zono
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専門用語が少ないので非常にわかりやすく、読みやすい。家族向けの本に最適。2017/12/16
ookumamasa
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一般向けに書かれていて解り易くかつ深みのある一冊■現実感を持つ、季節観を持つ、五感で自然と触れ合う、「できない」を検査で明らかにするのではなく「できる」を発見しほめて伸ばす。人の心がわかる心を育てる。人が助けてあげたいと思う心を育てる■実は本人がその後の生活を上手く過ごせて行けるかどうかの分かれ道は、周囲の反応、つまり「人が助けてあげたいと思うような心」がどれだけ社会に養われているかによるところが大きい。★身近な地域の中で自分を含む老いや障がいを受け止め受け入れる環境づくりを!2012/01/09