内容説明
戦後日本の思想界に多大な影響を与えた実存主義―著者の主体的な関心の所産として“近代日本哲学の研究”と“実存思想の再検討”に学問的な成果をもたらした『近代日本の哲学と実存思想』のほか、「ハイデガーと近代日本哲学の出会い」など実存思想に関係のある7篇を収録。
目次
日本哲学・思想史(4)(実存哲学と日本人のものの考え方;日本における西洋近代思想の受容―近代日本の学芸・哲学;近代的自我への再検討;実存哲学と近代日本の文学―私小説論に即して;近代日本の文学と実存の問題;ハイデガーと近代日本哲学の出会い;漱石の実存―悟達・苦悩・永遠;近代日本の哲学と実存思想)