内容説明
病気でつらくても生かしてあげよう日本人?病気で苦しんでいるから安楽死させてあげよう欧米人?あなたはどっち。
目次
第1章 ペットを愛でる(ペットブームの心理学;変化する家族概念と範囲 ほか)
第2章 動物愛護、生命の尊重(動物愛護管理法;学校飼育動物 ほか)
第3章 動物を食べる、もしくは食べない(動物をめぐる動き;肉を食べる ほか)
第4章 動物の不思議な力(動物絵本;国語・道徳の教科書 ほか)
第5章 現代日本人の動物観(極東日本のもつ意味;日本人の動物観 ほか)
著者等紹介
石田〓[イシダオサム]
帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科教授(動物観・動物園学研究室)。ヒトと動物の関係学会会長。1946年東京生まれ。東京大学文学部卒後、上野動物園、井の頭自然文化園園長、葛西臨海水族園園長、多摩動物公園飼育課長、同副園長などを経て、2007年より現職。1989年から動物観研究会を設立して、雑誌『動物観研究』を発行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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仏蟻
1
初42023/05/12
志村真幸
0
本書は、現代日本の動物について、動物園での経験や、さまざまなアンケート調査をもとに考察したもの。ペットの名前を分析して飼い主との関係性の時代的変化をあぶりだそうとしたり、小学校などで飼われる動物の役割に着目したり、国語や道徳の教科書における動物の扱われ方を調査したり、村上春樹作品のなかの動物をとりあげたり。 いろいろなアイデアが詰めこまれている。 しかし、いずれもきわめて物足りない内容だ。調査が甘く、系統立っておらず、考察も十分でない。導かれる結論もありきたり。 ちょっとこれでは……。 2022/04/27
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