内容説明
自然科学の進歩によって、素粒子の世界から宇宙の未来までの時空間が、知識の網によってすきまなく覆い尽くされようとしている。本書では、諸科学が紡ぎ出した糸で編んだ継ぎ目のない網としての現代科学の成果を、わかりやすく俯瞰。練習問題や基本的な用語の解説を含んだ、大学の教科書としても、また一般の読み物としても有益な科学のハンドブック。
目次
科学とは何か?
エネルギーは宇宙を巡る
形を変えるエネルギー
使えるエネルギーと使えないエネルギー
量子と光エネルギー―発光ダイオードはなぜ省エネルギー効果が高いのか
ビッグバン宇宙
太陽系と惑星の運命
銀河と暗黒物質
固体地球の物質循環とプレートテクトニクス
地層と古生物―生物の大量絶滅〔ほか〕
著者等紹介
小笠原正明[オガサワラマサアキ]
筑波大学客員教授、北海道大学名誉教授、博士(工学)。1943年生まれ。1968年北海道大学大学院理学研究科修士課程修了。北海道大学助教授、北海道教育大学教授、北海道大学教授、東京農工大学教授、筑波大学特任教授を経て、2011年より現職。専門は、放射線化学、考古物理化学、科学教育
新井一郎[アライイチロウ]
筑波大学数理物質系准教授、理学博士。1951年生まれ。1979年東京大学理学系研究科物理学博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員、東京大学理学部助手、筑波大学物理学系講師、筑波大学物理学系准教授を経て、2011年より現職。専門は、高エネルギー原子核実験、原子クラスター物理学、理科教育
澤村京一[サワムラキョウイチ]
筑波大学生命環境系講師、博士(理学)。1965年生まれ。1992年総合研究大学院大学生命科学研究科博士課程修了。早稲田大学助手、ケンブリッジ大学博士研究員、シカゴ大学博士研究員、日本学術振興会特別研究員等を経て、2002年より現職。専門は、ショウジョウバエを材料とした進化遺伝学の研究
杉田倫明[スギタミチアキ]
筑波大学生命環境系教授、博士(理学)。1959年生まれ。1987年筑波大学大学院地球科学研究科修了。コーネル大学土木・環境工学部Postdoctoral Associate、筑波大学地球科学系講師、助教授、同生命環境科学研究科教授などを経て2012年より現職。専門は、水文科学
守橋健二[モリハシケンジ]
筑波大学数理物質系化学域教授、博士(理学)。1954年生まれ。1983年筑波大学大学院博士課程化学研究科修了。筑波大学助手、講師、助教授を経て、2007年より現職。専門は、計算量子化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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