内容説明
今やグローバルスタンダードになった柔道の創始者として知られる嘉納治五郎は、明治~大正期の教育改革に貢献した偉大な教育者でもあった。嘉納は高等師範学校・東京高等師範学校の校長を三期二十三年余務め、柔道のみならずスポーツの普及、留学生の受け入れ、オリンピックの招致などに尽力した。本書は気概と行動の教育者嘉納治五郎の実像に迫り、そのレガシー継承の指針を探る。
目次
第1章 嘉納治五郎の生い立ちと柔道
第2章 教育者としての嘉納治五郎
椽3旱 国際人としての嘉納治五郎の活躍
第4章 現代への継承
第5章 人間嘉納治五郎
筑波大学と嘉納治五郎のレガシー
特別寄稿 嘉納治五郎のレガシー―スポーツ、国際交流、教育