富士登山と熱海の硫黄温泉訪問―1860年日本内地の旅行記録

富士登山と熱海の硫黄温泉訪問―1860年日本内地の旅行記録

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  • サイズ A5判/ページ数 163p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784904059517
  • NDC分類 291.5
  • Cコード C1026

内容説明

開国日本の難局に、初代英国公使は何を見て、考え、行動したのか!東海道・富士登山・熱海への旅で体験した日本の自然風土、人々の生活。ヴィクトリア期知識人の鋭い社会科学の視点で見た幕末日本の政治・経済。オールコック富士登山記最初の公刊記録を完訳。

目次

「パラドックス」の国―日本の文明・国民性・自然・風習
富士登山―その目的と幕府の対応
東海道―街道・宿場・小田原・箱根・三島・吉原
フジヤマへ―大宮・村山・山中泊・頂上へ・日本人の巡礼
熱海温泉―三島から熱海へ・硫黄温泉・農漁村の生活
日本の農産物・鉱物・気候
日本の開国・貿易

著者等紹介

オールコック,ラザフォード[オールコック,ラザフォード][Alcock,Rutherford]
1809年ロンドン郊外イーリングで生まれる。1824年王位ウェストミンスター眼科病院に入学。1825年パリに留学(28年まで)。解剖学、化学、博物学を学ぶ。仏語、伊語を習得。彫刻を学ぶ。1832年ロイアル・カレッジから外科医の免状を受ける。軍医としてイベリア半島へ六年間従軍。1839年王位内科・外科協会の会員となり、サイデンハム・カレッジの外科学の講師に任命される。1844年外務省の募集に合格。中国福州領事を任命。上海領事(46年~)、広東総領事(55年~)。1859年日本駐在のイギリス総領事に任命され、7月に江戸に着任、英国総領事館を設置。11月特命全権大使となる。日英修好通商条約の調印、開港開市問題などで徳川幕府と交渉。箱館に領事館を設置。富士・熱海(60年)、長崎~江戸(61年)の国内視察旅行。1862年文久遣欧使節派遣を援助。恩賜休暇で一時帰国。バス上級勲爵士を叙勲。1863年ロンドンにて主著「大君の都」を出版。1864年3月江戸に帰任。四カ国連合艦隊による下関砲撃問題に関与。12月召還命令により帰国。1865年中国北京に公使として着任、69年まで駐在。(71年外務省退職)。1875年王立アジア協会副会長に就任(~78年)。翌年、王立地理学協会会長(~78年)。1897年ロンドンで死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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