『名作に学ぶロシア語』読本シリーズ<br> ゴーゴリ『鼻』全文読解

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『名作に学ぶロシア語』読本シリーズ
ゴーゴリ『鼻』全文読解

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  • サイズ B5判/ページ数 223p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784904059074
  • NDC分類 887.7
  • Cコード C3887

目次

床屋のイヴァン・ヤーコヴレヴィチの自宅
鼻の捨て場所を探し回るイヴァン・ヤーコヴレヴィチ
8等官コヴァリョフの自宅
8等官コヴァリョフとは
鼻を探し回る8等官コヴァリョフ
新聞発送課にて
区警察署長宅にて
自宅に戻ったコヴァリョフ
鼻との再会
医者の診立て〔ほか〕

著者等紹介

井上幸義[イノウエユキヨシ]
上智大学外国語学部ロシア語学科教授。同学科卒。東京外国語大学大学院修士課程修了。専門は、ロシア語学とロシア文学の境界領域。NHKラジオロシア語講座入門編(1999年度)、同応用編「ゴーゴリの『鼻』を読む」(2007年度)担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンとらぼるた

3
第2言語が露語だった。岩波文庫の日本語訳で読んだときは「?」と感じ、正直楽しめなかったが、この本ではとても面白いと感じた。その理由は岩波文庫の『鼻』を読んだときと比べたら多分100冊以上読んでいるので「読書力?」が上がったのか、もしくは単純に原文&詳細な解説&日本語訳があったから笑えたのか。あるシーンでは爆笑した。教会の儀式や天使と悪魔の暗喩、『ファウスト』との関連や音を重ねることにより滑稽さを表していたり。作家って色々考えてるのだなぁ。光文社新訳の『鼻』を読んでみたい。『マカールの夢』露語欲読然多分難2014/08/01

ががが

1
ゴーゴリの『鼻』を100章に分けて詳しく文章を分析したもの。ある音の反復や、言葉が掛けてあるところ、作者の言葉遊びなどが網羅的に解説してあって文章を深く味わうことができる。原文なのにほとんど辞書引かなくてもいいくらい注が豊富。滑稽と評されるこの作品が、その内容だけではなく綿密に計算された文体からも引き出されていることに納得した。本当にこのくらい原語に通じてないと、本来の味わい深さは味わえないこともまたよくわかった。ロシア語中級者以上なら、かゆいところに手が届くいい教材だと思う。2015/02/23

snow

0
とにかく素晴らしいの一言に尽きます。日本語で書かれたロシア語読本は数あれど、これは他とはまったくレベルが違います。語学的説明、作品理解のための説明の充実度、他の追随を許しません。といいますか、他の読本著者たちはこの本を読んで見習って欲しい。同じ著者が他の読本も出してくれることを熱烈に願います。2017/03/15

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