感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴー
4
古典は何のために勉強するの?って聞かれた時に答えられる自分なりの考えは持っていたいと思った。1番の理想は、先生の授業面白いから特に考えたことなかった〜と言われるのが夢(笑)2015/10/16
良さん
2
中学、高校、特別支援学校でのそれぞれの国語の授業の工夫が語られる。惜しむらくは具体的な生徒の反応や成果物が少ないこと。概要は分かるがややツッコミに欠ける。 【心に残った言葉】受験というような目先の目標をクリアするための努力要請は受け入れるが、何の役に立つのかがすぐにはわからないようなことを身につける努力をすることを忌避する(173頁)2014/08/23
虎哲
1
この本には土方教授のゼミから巣立ち、教員になった方々の日々の実践が綴られている。様々な実践から、ことばを学ぶ教科国語の可能性と難しさ、面白さを見せられた。中学の実践での生徒の実態に合わせた授業や形式的にならない平和教育への挑戦、高等学校での古典をいかに自分ごととして捉えていかせるかという様々な挑戦、土方先生の示唆に富んだ国語教育への提言が非常に印象に残った。また、明治学院高等学校のような自由度の高い学校で挑戦的な取り組みができるというのは非常に羨ましく、そのような学校で必要とされる教員になりたいと思った。2017/10/29
ひろ
1
タイトルに惹かれて読んでみました。タイトルについて延々と答えが書いてあるわけではなく、現職の国語教師の方々が自身の経験をもとに古典学習について書いてありました。もうちょっと、ストレートな答えがほしかったかな…。でも参考にはなりました。自分も答えられるようにしなきゃ。2016/05/24
kyouikufs
1
表題は「古典~」となっていますが、前半は平和教育と特別支援学校の教育になっており、後半が古典教育となっております。後半に関して述べますと、非常に具体的であり、わかりやすい。また、自身の心を動かす、という古典文学の面白さを生徒たちに理解させるということが挙げられており、印象的である。それに生徒たちが気づき、心動かされた成功例が書かれている。教材の研究も興味深いものが多く、有用性が高い。 ただ、それは、文章を読めてしまえば、現代語訳で学んでも変わらないのではなかろうか、とも思います。