内容説明
なんやったんやクロス選挙、この後味の悪さはなんや!で、都構想てなんや?『誰が「橋下徹」をつくったか』著者・松本創氏との対談収録。
目次
1 統一地方選の結果に思う(『大阪破産』を2冊書いた「大阪市ウォッチャー」として;やっぱりおかしい脱法行為のクロス選 ほか)
2 ネット社会・SNSと大阪維新の会(文章を書け!アタマを鍛えろ!;そこはアマチュアだから、と許されない ほか)
3 大阪維新の会の躍進で「トコーソー」が実現?(「トコーソー」と「住民投票」。カギを握る公明党;「大阪市廃止」は間違いなし。「トコーソー」のウソ ほか)
4 “大阪限定”維新人気の秘密とその危なさ、怖さ(「大阪暗黒史」のクローズアップ手法;「よう頑張ってる」と思う「地道な活動」 ほか)
緊急対談 『大阪破産』吉富有治×『誰が「橋下徹」をつくったか』松本創
著者等紹介
吉富有治[ヨシトミユウジ]
1957年愛媛県西予市生まれの大阪育ち。金融誌記者、写真週刊誌記者を経てフリーランス記者に。専門は地方自治と地方政治。テレビやラジオ、新聞などでコメントも(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Eiki Natori
3
維新の政治家の日頃の言動や国会での振る舞いは異常だと思っているし、丸山穂高の問題など、全く驚かないし、起こるべくして起こったと思っている。でも大阪での選挙は強いし、逆に人柄も国会での質問も鋭い宮本岳志が大敗したのも驚いた。大阪のマスコミが悪いのか、人がバカなのかとも思った時期もある。でも、何か理由があるはずだと引っかかるものがあり、AMAZONで検索して購入した本。 結局は黒歴史からの脱却神話と組織力であるということがわかった。マメな地域活動、会議での問題点の洗い出しなど。一冊でなるほどと思った。2019/06/14
hayatama
3
著者がFacebookで綴っていたものを140Bの名物編集者江さんが勧めて1冊の本にしたもの。著者は反都構想の代表的論客で、「トコーソー」と呼んでいる。(あたしは同じ理由で「と構想」と呼んでいる)。で、雑感風に。維新はプチ自民党。ただ、組織の運営論理は共産党や公明党に近い上意下達。(だから、どの議員の主張も似たりよったり)。もはや「ふわっとした民意」どころではない立派な既存政党。大阪自民党は過去に学ばなすぎ。一方で維新は時系列無視で何でも自らの手柄とするプロパガンダに長けている。(恥知らず、とも言う。)2019/06/06
ぱんぷきん
1
橋下の著書を読んだので、今度は反対派の書籍をと。反維新派のアカウントをフォローをしていると見かける方の著作。維新という組織、大阪の民意について的確に分析できていると思うし、大阪自民への苦言もしっかりなされている。改めて時系列で見ると公明党が自分たちのためにコロコロと態度を変えたために、大阪維新が、そして都構想支持の声が広がってしまったことが分かる。コウモリ政党というのも納得。 大阪自民より反対派の市民の方がよっぽど真摯に現状を分析できていると思うので、大阪自民の議員は本書を100回読み返した方が良い。2019/10/20
Miki Shimizu
0
うーん。トコーソーについて、詳しく書いてあるんかと思ったら、そうでもなし。イマイチ感。2019/07/26