内容説明
開港150周年を迎えるミナト神戸。いち早く居留地に住んだ外国人がもたらした洋食に中国料理、インド料理、珈琲そして酒場。瀬戸内の魚と神戸牛。焼鳥、餃子、お好み焼き…。三宮、元町、北野。新開地、長田、阪神間、洲本、姫路までどこにもない街「神戸」の店とさし向かいで書きまくる大好評『いっとかなあかん店大阪』に続く第2弾!
目次
三宮・北野(おいしい街、うまい通り―三宮編;おいしい街、うまい通り―北野編)
元町・元町山手(おいしい街、うまい通り―元町編;おいしい街、うまい通り―元町山手編)
神戸中華スペシャル(神仙閣(北京料理)
神戸元町別舘牡丹園(広東料理) ほか)
神戸その他―新開地・福原/長田/水道筋/阪急六甲/宝塚南口/洲本/姫路(グリル一平(洋食)
インド亭(インド料理) ほか)
著者等紹介
江弘毅[コウヒロキ]
1958年岸和田市生まれ。雑誌『ミーツ・リージョナル』編集長(1993~2005年)を経て、編集集団140B取締役編集責任者。神戸松蔭女子学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
18
横浜の後は、 やっぱり神戸ですよねぇ。 高い店には行けないけれど やっぱ、鉄板焼きやねぇ。2017/08/29
さすらいのアリクイ
11
神戸や兵庫県内の飲食店情報と神戸の街の話が載っている本。この本を書いた江さんはかつては関西の情報雑誌の編集長、今は編集業の集団を率いている方。僕の中では著者の江さんはずっと大阪暮らしというイメージがありましたが、この本を読むと神戸で働いていた、住んでいた経験があったのかと。緻密かつそそられるお店、料理、お酒の説明。街の魅力、見所、変化について。巻末には震災などでなくなってしまったお店についての話も。神戸のお店と神戸自身の深い部分を読むことができる本。シンプルな本なんですけど、読書後も内容が頭の中に残る。2019/01/30
遠い日
9
毎年、8月半ばに夫と休みを合わせて、西宮にボローニャ絵本原画展を観に行き、そのあと神戸まで足を伸ばして元町辺りをぶらぶらして、お昼を食べたり、好きな店でコーヒーを飲んだりして帰ってくる。数年前までは贔屓の蕎麦屋があったのだがそこの味が落ちてからは、決まった店がなく、ここ数年お昼に困っている。南京町の老祥記はおいしいがいつも行列で待ち時間が長いからパス。参考になるかとこの本を手にしたが、わたしたち向きのランチ(昼ごはん)とはちょっと違うベクトル。また来年も悩みそう。2017/09/30
わらわら
7
めっちゃ住んでてよかった神戸、めちゃ行きたい神戸の店たち。図書館で借りた本、メモったメモった気がつけば全部。一人ランチで行ける店、飲みたい~居酒屋そしてバー「酒を注いだ後にボトルの口を拭うとき、カクテルの味見するときのバー・スプーンの使い方~~~(文中より)」バーテンさんのその姿読んでいてもゾクゾク。食べること飲むことを想像するだけでテンションマックス。この本を読んでいて残さないとあかんと思う神戸の重厚さとモダンさ、アジアを感じる庶民的な風景。現代リズムはいらんかも近代リズムを復元して欲しいように思う。2017/12/03
チョビ
4
いっとかなあかん「店」ではなく、「神戸」。あとがきからなんとなくの推測だが、神戸の人たちはパリの人たちみたいにテリトリーがあるのかな、と。その通りを気に入ればとことんその通りを使いこなすみたいな。その集合体が神戸なのかな、と。ただし、この本では中心部のお店を中心に紹介。そういう意味では誰にでも使えるようにできているのかな?2017/10/05