内容説明
通りのざわめき、仕込みの音と匂い、店内の熱気まで届き、「おいしい口」になる。“街場の名人”江弘毅の大阪・神戸・京都・宝塚・尼崎・東大阪「いい店、たまらん街」37の物語。毎日新聞の人気連載、ついに書籍化!
目次
ここにしかない、街の味(いこい(大阪・中津/居酒屋)
バー・ウイスキー(大阪・道頓堀/バー) ほか)
「おいしい口」にさせる街と店(まつりや(大阪・心斎橋/ちりとり鍋)
七福神(大阪・ぶらり横丁/串カツ) ほか)
「時間」が凝縮された街の味(マヅラ(大阪・駅前第1ビル/バー)
篠田屋(京都・三条京阪/うどん・そば・丼) ほか)
あたらしい顔がつくる街の味(KIM/ゴスペル(神戸・トア山手/韓国料理・バー)
旧ヤム邸中之島洋館(大阪・中之島/カレー) ほか)
著者等紹介
江弘毅[コウヒロキ]
1958年岸和田市生まれ。神戸大卒。京阪神エルマガジン社にて1989年『Meets Regional』誌を立ち上げ、93年~2005年編集長。06年に編集出版集団140Bを大阪・中之島に設立、取締役編集本部長に
奈路道程[ナロミチノリ]
1964年高知県生まれ。制作会社勤務を経てフリー。1994年度朝日広告賞1部イラスト賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Shoji
71
関西を知り尽くしている筆者ならではの一冊。 グルメサイトのポイント数やテレビに出た店とかそんなの全然関係なくて、ええ店だけ紹介しているなと思った。 押し付けがましさもなく、ええ感じの随筆になっています。 さっそく足を向けたくなりました。2016/12/14
だーぼう
15
引越しでもしないと消えないアウェー感。緊張しながら街にいる、あの独特な感じ。やっぱ好っきゃねん。ブログに感想を書きました。2021/03/07
hayatama
4
京阪神の街場を知り尽くした江さんの新刊。毎日新聞に連載されているものを単行本化。あたしは酒を飲まないヒトで、なおかつそのことを惜しいともなんとも思わないヒトなのだけれど、江さんの本を読む時だけは、あぁ、あたしも酒が飲めたらなぁ…、と思うことしきり。でも、飲む話だけではなく、食べる話も非常に美味しいヒトなので、食べ物屋さんの話だけでも十分すぎる。(江さんの本を読んで、思わず珉珉千日前本店に駆け込んだことがあるw)ヘミングウェイでのお父上とのエピソードは笑えるけど、お店がすごいなぁ、とも思う。達人ならでは。2016/07/25
Koichi Yamashita
2
ふむふむ、この店知ってるぞ。この店知らんぞなどと、メモりながら読んだ。次の休みはどの店行こか…何処の街に行こか。なかなか切口の面白い食べもん屋の話しでした。2017/05/21
はるちゃん
2
大阪の食のおっさん、江氏のお店紹介エッセイ。大阪の人からしたら、ベタすぎて否定出来ない所ばかりだろう。この人の「感覚はとても好きなので、何店かは是非、訪れてみたい。本人はきっと面倒くさい人だと思うが、、、(笑)2016/12/23