誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走

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誰が「橋下徹」をつくったか―大阪都構想とメディアの迷走

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903993232
  • NDC分類 318.263
  • Cコード C0095

内容説明

強権と弁舌を振りかざし、メディアを思うまま操る“テレビ政治家”。大阪を覆い尽くす異様な空気の正体を、橋下府政・市政8年間のメディア状況から検証する。

目次

プロローグ 維新の残り火
第1章 一体化するメディア
第2章 検証しないメディア
第3章 標的になるメディア
第4章 批判できないメディア
第5章 忖度するメディア
第6章 凍りつくメディア
エピローグ 「言論の自由」の意味を取り戻すために

著者等紹介

松本創[マツモトハジム]
1970年、大阪府生まれ。神戸新聞記者を経て、現在はフリーランスのライター・編集者。関西を拠点に、政治・行政、都市や文化などをテーマに取材し、人物ルポやインタビュー、コラムなどを執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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厩戸皇子そっくりおじさん・寺

82
コロナは止まぬわ戦争が起きるわさすわさされるわそらええわ(©️川上未映子)風雲急を告げる昨今だが、こんな時代に橋下徹の意見など誰が訊きたいのか不明なのだが、表現の自由を振り回すように珍妙な暴言を他人様にぶつけながら登場する橋下徹。本書は橋下に大した思想も展望も無く、反論には論点ずらしと返事するのがしんどいぐらいの長広舌で「自分は悪くない、自分は負けてない」体裁にする幼稚な人物である事を証明している。これらが現在の大阪に繋がり、コロナ死者多数、吉村松井は今日も反省の色無しなのである。私はこの時代を忘れない。2022/03/10

おさむ

43
仮想敵をつくり、人々の心にある怒りに火をつける。改革のイメージをつくり、既得権益勢力を攻撃し、詭弁ともいえる弁論で煙にまく。とんでもない人が7年半にもわたり、関西のみならず日本の政治のプレイヤーとして注目されていた事を考えると、愕然とします。彼を作ったのは在阪マスコミであると同時に移ろいやすい世論でもありました。わかりやすさ、決められる政治、威勢のいい主張。彼が踏襲したのは間違いなく小泉純一郎で、小泉政権と入れ替わりで政界に登場していることを知り、驚きました。同じようなトリックスターが欧米にも登場→2016/09/19

ぐうぐう

28
橋下徹という、良くも悪くも特異な政治家が、いかに生まれ、大きな存在になっていったかを、メディアとの関係で検証している。著者は、メディア(特にテレビ)が、タレント・橋下徹を育てた自負から、政治家・橋下徹の誕生を熱狂的に演出し、その共犯関係により、橋下の弁舌に抗えなくなっていく過程を丁寧に追っていく。ここから浮かび上がるのは、そもそもメディアが内包していた身内意識、正義を信じ過ぎることで硬直化していく姿勢、あるいは定型に縛られ形骸化する取材手法など、もともとの問題が橋下の登場により顕在化したことだ。(つづく)2016/01/14

たかやん

22
昨年末から関西ローカルを中心に橋下氏のメディア露出が目に見えて増えたことに、違和感を覚えたので手に取ります。テレビから垂れ流された「新進気鋭の改革者」のイメージとはかけ離れた"橋下徹"像が新鮮であっという間に読みきる。結局のところ、橋下氏のメディア攻撃に対して抗うことなく橋下報道し続けることで、社会に蔓延する「事なかれ主義」をより強固にしてしまったような気がして仕方ありません。そして「"勝ち組"意識の強いテレビ局社員は橋下氏の考え方と共振性が高い」との在阪局ディレクターの証言には暗澹たる思いに駆られます。2019/01/29

宇宙猫

19
★ ねたみ・そねみ・やっかみ大爆発な本。政治を語るべき新聞を差し置いて、ちゃらちゃらしたテレビに持ち上げられている橋本憎し。テレビと橋本徹の2兎を追うのではなく、どちらかに的をしぼって滲む軽蔑をなくせばいい本になるんじゃないか。2016/08/11

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