内容説明
京都の不思議と魅力と理不尽がいっぱいつまった、新しいコミックエッセイ誕生!京都人はこうしてつくられる。
目次
春(さすが老舗の;団子皿;お母さん鯉;舶来の味)
夏(小豆のこと;衣替え;ままごと;仕出し屋さん;平日の母)
秋(鬼門封じ;ケチな紅茶;火伏せの神様;薬祭)
冬(見栄っ張り;ハンコ掃除;おかき)
番外編 大人になったアッコちゃん
著者等紹介
小林明子[コバヤシアキコ]
1962年、京都市中京区の白生地問屋に次女として生まれる。同志社大学在学中から、ミニコミの編集に携わる。以降、雑誌のライターや書籍の執筆を行っている
ハンジリョオ[ハンジリョオ]
京都市東山区在住。漫画家、イラストレーター。2007年頃より雑誌「キョースマ!」(淡交社)で活躍、店舗商標のイラストなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きつねこ
39
ハンジさんの京都エッセイコミックつながり。京都の呉服問屋に産まれた小林さんのエッセイをハンジさんがコミックにしています。商家のおかあさんってすごい~。おばあさんもおじいさんも、むちゃくちゃ笑わせてもらいました。薬の話も、京都ならいかにもありそうだわ~。そして「せやし」、って、ほんと、京都でしか使いませんね。今度、ちょっと使ってみたろ~。2015/05/17
みち
31
う-わ、「京都あるある」の世界。確かに女性陣がしとやかそうで強い。それにしてもお商売屋さんで13人所帯なんて、お母さん本当に大変だ。永楽屋の一口椎茸をアッコちゃんのようにじっくり味わってみたくなった。ちょっとケチで見栄っ張りに見えるところを面白おかしく描いているので、いやらしくなくて楽しめた。今度京都に行ったら「だし巻き」食べたいな。2015/04/04
シルク
24
ほーお(^^) 図書館で何気なく借りてきた本だったけど、なかなかどうしてv 素朴な絵、だけどやたら食べ物が美味しそう。万願寺唐辛子の甘辛く炊いたん……ごっくん。白いご飯に椎茸の佃煮……ごっくん。エピソードと絵とがうまいこと合わさっている。「うまー」と言いつつご飯を食べる少女の顔にほのぼのしたものがこみ上げる。。……こどもだったあの頃。二度と帰り来ぬ日々よ。京都の呉服屋、三姉妹の真ん中。よそさんの仕出し屋の兄さんに可愛がられて、おばあちゃんに口やかましゅう躾けられて、お母さんの台所仕事手伝って……てな物語。2017/12/18
のりすけ
17
お嬢や!お嬢がおる!京都の老舗呉服問屋のお嬢の日常生活。私はシカ県出身なのですが、すごくわかる。「よそさんが見てはるやないのん」とよく言われましたよ。梅エキス、あるあるある~。それにしてもお嬢…私なぞ出町ふたばの豆大福でも「ありがたや~」ですぞ。アッコちゃんの続編読みたいですー。2020/01/31
ざるめ
17
京都と言うと、やっぱり市内なんだよね~(-.-)同じ京都でも海の方に住んでいると、京都と認識されない(少し寂しい)(--;)市内へ行く時も「京都行ってくるわ♪」と言っちゃうし(^^;)主役のアッコちゃんは京都の呉服屋さんに生まれた「ええとこのお嬢さん」というイメージ(;゜∇゜)それでも「分かるわ~」と共感できる事がたくさんあって楽しかった(^^)♪アッコちゃんのお母さんが大好き!続編読みたいな~(’-’*)♪2019/07/14