内容説明
四隅突出型墳丘墓は北斗七星を地上に映し取り星の輝きを地上に再現したもので、北辰信仰、ひいては竜神信仰が反映されたものと推察する。また、出雲信仰の本質は竜神信仰と見た上で、ヤマタノオロチが年毎に少女を呑み込むとは四隅突出型墳丘墓への殉葬と見て、四隅突出型墳丘墓とヤマタノオロチ神話との関わりについて考察を進めている。
目次
第1章 四隅突出墓を訪ねて
第2章 四隅突出墓の展開
第3章 天上の輝きを地上に(四隅突出墓の築造目的)
第4章 北辰信仰の意義
第5章 ヤマタノオロチ神話との関わり
第6章 出雲と越の関係
第7章 ヤマタノオロチ神話と四隅突出墓の祭祀
第8章 まとめ
著者等紹介
荒井登志夫[アライトシオ]
昭和24年、横浜市緑区生まれ。早稲田大学社会科学部卒。公正取引委員会勤務。駒澤大学法学部非常勤講師。立教大学経済学部非常勤講師(平成11年度)。全国歴史研究会本部会員、横浜歴史研究会会員。経済学史学会会員、日本国際経済法学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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