内容説明
生まれてすぐ先天性脳性小児麻痺と診断され、残された時間は25年―。彼はこれを天から授かった命とし、その半生を「福祉」「平和」「文学」という活動に捧げることとなる。反対されながらの健常者の女性との結婚。彼女は理解者、介護者として、最愛の伴侶となった。しかし、障害から来る極度の緊張や疲れから新たに病に侵され…。がむしゃらに生きた時間、その先に待つ奇跡。奇跡を運んだ二人の愛。
目次
奇跡の誕生
二組の父母
社会への一歩
運命の出会い
自己変革
ライフワークへの一歩
青春時代
独学と活動の実践
出会い
電撃婚約〔ほか〕
著者等紹介
浜野伸二郎[ハマノシンジロウ]
1952年兵庫県高砂市に生まれる。4才のとき、先天性脳性小児麻痺と診断される。1969年『姫路文学人会議』同人となり詩作を始める。1971年、カウンセラーに認定。1972年、処女詩集『人間』を自費出版(以後十冊の詩集と一冊の自分史を編み、数々の賞を受賞する)。1976年、健常者の多鶴子と結婚。1994年、重度の頸椎症に(残存機能は左手指三本)。1998年以降、『姫路自立生活支援センターをつくる会』などの自立支援のためのセンターを次々設立。しかし、2004年、ヘルパー事業所が取り消し処分を受け、このショックで、「床ずれ」を患い入院、退院後も約一年間ベッドでの生活を送る。翌年、静養を続けながら、小規模福祉作業所に通所を開始。取り消し処分の不当性を主張し、身の証を求め闘い続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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