感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっとる◎
36
書かれたものが好きとか以前に、そもそもの文学への向き合い方が好き。作品を読めば世界と、日本と、自分と、文学と、言葉と、文字と、肉体と、表現と、音と、それらとどう対峙していくかって姿勢が読み触りで伝わる。おもしろいお話が読みたいわけじゃない。そんなのすぐに見つかるから。「何か」を探し続けるから古川日出男を読み続けている。何かがそこにはあるんだけど、でもそれって何なんだろうね?2018/06/29
kimumaki
2
今まで顔見たこと無かったんじゃないかなあ。対談集。中を読み進めると、やはり最近まで露出してなかったらしい。ロック好きは文章から分かっていたけど、元々の下地が舞台だったとは。だから文章の音節の響きを大切にしているのかな。朗読を見に行ってみたいな。2010/07/17
ちょむ
2
ヒトの構成要素は結局のところそれまでに吸収してきた物事であること。ルーツを辿る作業はどこかで通過するべきであること。その上でリミッターを外して次のステップを目指すべきであること。いろんな人との対話が最終的にこの三つに繋がっている気がします。別にフィールドが全然違っても、この話は通じるなあと自分の事も照らし合わせて考えてみたり。あと自分は「聖家族」が未読だった事を少し後悔しました。2009/11/21
rinrin
2
⑦点 世界文学を目指してる、という志を声に出して言えるということは、やはりスゴいことだと思う。2009/11/11
gu
1
小説周辺の人目当てで買ったのだけれど、他分野との対談の方が断然刺激的で面白かった。すごい人はあちこちにいるなあ。2011/01/03