内容説明
地面のしたには、自然が長い時間をかけてつくりだしたすばらしいどうくつの世界がある。さあゆっくりとかんさつしてみよう。本のうしろについているたんけんライトをつかうと魔法のようにかくれているものが一つずつあかるくてらされてみえるよ。
著者等紹介
石井玲子[イシイレイコ]
東京生まれ。聖心女子大学文学部卒業。フランス・ソルボンヌ大学、アンジェーカトリック大学留学。文書翻訳、日欧を中心に海外との文化交流に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
8
洞窟の暗闇を照らすしかけが絶妙。取り出したライトは一見紙でできたライト。ところが、それをしかけページの黒いフィルムの下に差し入れるや……!小ぶりの本ながら、あたかも自分が暗い洞窟でライトを照らしているかのように、鮮やかに絵が浮き出てくる。次々ページを繰るのももどかしく、くまなく見る、見る、見る。シリーズ全部、探険したい!2016/06/15
もも助
7
シリーズで10冊出てるようですが、「探検」という意味で考えると洞窟はぴったりな気がします。付属の「たんけんライト」をプラスチックページと黒いページの間に挟んで動かすと、あら不思議。ライトに照らされて隠れているものが見つけられるという仕掛け。それは、洞窟内の鍾乳石だったり、そこに棲む生き物だったり。ラスコーの壁画を見つけた時の少年たちのワクワク感も味わえる。絵の隅々までじっくり見て探検気分が味わえる本。他のシリーズも読んでみたいです。2017/02/23