内容説明
どんなに不条理で過酷な状況に直面しても、もがきながらも前に進み、自分独自の人生の価値に気づき、その価値を実現していくことがその人にふさわしい人生になる。
目次
第1章 生きてりゃいいさ(ライフヒストリーを紡ぐ集い)
第2章 認知症になってもライフヒストリーは失われない(在宅介護で見出した母のライフヒストリー;認知症になっても最期まで母親だった)
著者等紹介
根岸幸徳[ネギシユキノリ]
1956年東京都台東区生まれ。1980年筑波大学第二学群人間学類卒業。2005年東北福祉大学大学院総合福祉学研究科修了。社会福祉士。宅地建物取引士。児童自立援助ホーム指導員、不動産営業職、学習塾講師等を経て、40歳で高齢者福祉業界に転職し、介護支援専門員、高齢者施設の生活相談員や管理職として従事する。2013年に「ライフヒストリーを紡ぐ集い」を立ち上げ、ライフヒストリーリノベーターとして、活動を始める。現在は成年後見人として業務を行う傍ら、社会問題化している空き家を活用した新たなコミュニティの創出を目的として、2018年に一般社団法人こしがや空き家活用協会を設立し、代表理事を務める。2019年からは終活に関する相談アドバイザー及びセミナー講師として、活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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バニラ風味
13
著者は57歳から、ライフヒストリーリノペーターとして活動。これは、その人の生きてきた人生を振り返り、「それでいいのだ」と自己肯定する手助けをすること。NHKのファミリーヒストリー(この番組、ついつい見入っちゃうのよね)のような感じ。この本では、著者が出会い、深くかかわった友人たちの半生が書かれています。そのドラマから、昭和の大変な時代や、苦しい生活を強いられた人々の苦しみが伝わってきます。でも、そんな中を強く生きた彼女たちは、その中には自分なりの幸せがちゃんとあり、生きていて良かったと思えるのでした。2020/01/09
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- 光電子集積回路の基礎技術