出版社内容情報
●内容
古代人には「心」がなかった――
「心」が生まれて3000年。
「心の時代」と言われる現代、自殺や精神疾患の増加が象徴的に示すように、人類は自らがつくり出した「心」の副作用に押し潰されようとしている。
そろそろ、「心」に代わる何かが生まれてくるのではないか?
シュメール語、甲骨文字、聖書、短歌、俳句・・・。
古今東西の「身体知」を知りつくす能楽師・安田登氏。
「心」の文字の起源から次の時代のヒントを探る。
あっちとこっちをつなぐ不思議な力!
異界と現実の間(あわい)の存在(能におけるワキ方)であり、古代文字の研究も重ねる著者が、まったく新しい時代の姿を求め、「あわい」の世界に飛び込んだ・・・!
シリーズ22世紀を生きる第2弾!!
●安田登(やすだ・のぼる)
1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師をしていた二五歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。また、公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している。著書に『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』(以上、春秋社)、『身体能力を高める「和の所作」』『異界を旅する能 ワキという存在』(以上、ちくま文庫)など多数。
●目次
はじめに
第一章 「ワキ」というあわいの存在
第二章 優雅な復讐のメタファー
第三章 欠落とともに生まれて
第四章 能を生んだ漂白の民
第五章 あわいの真髄 ―― 一瞬一瞬の「今」を生きる
第六章 甲骨文字から「心」の誕生に迫る
第七章 「心」がなかった時代の内蔵感覚
第八章 無限と有限をつなぐ「あわい」
第九章 見えないものを見る力
第十章 「あわいの力」を取り戻す
あとがき
内容説明
異界と現実の間(あわい)の存在(能におけるワキ方)であり、古代文字の研究も重ねる著者が探究する、「心」に代わる新しいもの。可能性は、「日本人の身体」にあり!?
目次
第1章 「ワキ」というあわいの存在
第2章 優雅なる復讐のメタファー
第3章 欠落とともに生まれて
第4章 能を生んだ漂泊の民
第5章 あわいの真髄―一瞬一瞬の「今」を生きる
第6章 甲骨文字から「心」の誕生に迫る
第7章 「心」がなかった時代の内臓感覚
第8章 無限と有限をつなぐ「あわい」
第9章 見えないものを見る力
第10章 「あわいの力」を取り戻す
著者等紹介
安田登[ヤスダノボル]
1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師をしていた二十五歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。また、公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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