内容説明
大震災、「移行期的混乱」以降の個人・社会のあり方とは?政治家も経済学者も口にしない、「国民経済」復興論。短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考。
目次
第1章 経済に蚕食された社会(ヒューマン・スケールの復興;社会の成長とは何か ほか)
第2章 街角のフォークロア(大田区、わが町;地縁共同体の時代 ほか)
第3章 ちいさいことの意味(「余暇」の出現;大量生産大量消費の時代の黄昏 ほか)
第4章 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ―東日本大震災以後(「擬制の崩壊」と「小商い」をつなぐもの;「出生率低下は将来に対する不安」説の嘘 ほか)
第5章 小商いのすすめ(移行期に起こる国民意識の転換;個人の発見 ほか)
著者等紹介
平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年東京生まれ。1975年、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹らと共に設立、代表取締役となる。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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