小商いのすすめ―「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ

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小商いのすすめ―「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903908328
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

大震災、「移行期的混乱」以降の個人・社会のあり方とは?政治家も経済学者も口にしない、「国民経済」復興論。短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考。

目次

第1章 経済に蚕食された社会(ヒューマン・スケールの復興;社会の成長とは何か ほか)
第2章 街角のフォークロア(大田区、わが町;地縁共同体の時代 ほか)
第3章 ちいさいことの意味(「余暇」の出現;大量生産大量消費の時代の黄昏 ほか)
第4章 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ―東日本大震災以後(「擬制の崩壊」と「小商い」をつなぐもの;「出生率低下は将来に対する不安」説の嘘 ほか)
第5章 小商いのすすめ(移行期に起こる国民意識の転換;個人の発見 ほか)

著者等紹介

平川克美[ヒラカワカツミ]
1950年東京生まれ。1975年、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹らと共に設立、代表取締役となる。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

33
近代以降の人間の進歩の歴史は、自然の脅威をコントロールすること、人間の可能性を引き伸ばすこと。しかし、それらがコントロールできたと思い込んだときに人間は種としての生存戦略を解除する方向に歩んだ。それが人口減少。我々は、自分には関係のないはずの「いま・ここ」に生まれたことに対する責任を持つ必要に迫られている。それは、市場主義の自己責任とは正反対の不条理で損な役回り。小商いは経世済民。「規模の大を追わず、 経営規模としては、むしろ小なるを望み・・」終戦直後にソニーを設立した井深大は今の課題を見通していた。2014/01/10

あちゃくん

32
平川さんにしても、橋本治さんにしても、内田樹さんにしても、養老孟司さんにしても、僕の考えている方向性のだいぶ先を歩き、そしてそこで知得した事象を言語化してくれて、僕の行く先を照らしてくれるありがたい存在。学生時代に読んだ、橋本さんの「貧乏は正しい!」シリーズを読み返してみたくなりました。2013/04/21

ツバメマン★こち亀読破中

27
「小商いとは、『いま・ここ』にある自分に対して責任を持つ生き方」のこと…小さなビジネスの始め方の本かと思いましたが、良い意味で裏切られました~(さすがミシマ社!)僕にとっては、グローバリズムというものに抱いていた疑問(←笑)に分かりやすくこたえてくれる1冊でした!オススメ!2018/08/11

Gatsby

27
「小商い」という言葉になじみがなかったのだが、読み進めて納得。小商いのミシマ社からの出版で、とてもやさしくて、あたたかい本に仕上がっている。物知りのおじさんからいろいろと面白い話を聞かせてもらっているという感じで読み進められた。日本社会がオリンピックの前後で大きく変化したという説には、非常に興味を持った。なぜなら私は東京オリンピック年生まれだからだ。新幹線が開通した年でもある。自分の生まれた年に大きく変わった日本。そして、中国もオリンピック・万博というイベントを経て、日本と同じように変化して行くのだろう。2012/01/23

たかやん

25
今も尚、特にテレビからは「"経済成長"さえすれば万事が上手くいく」とでも言ってるかのような威勢のいい声が聞こえてくる。アフリカの人々までが乗用車を乗り回すまで経済成長し続けるんだろうか。そんな漠然とした疑問と向き合える本。「なにかがわかるには時間がかかるのです(p222)」とのお言葉に甘えて、まずは"縮小均衡"という考え方の種を植え始めたということに。2018/02/08

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