内容説明
支給された5千円札には樋口一葉の顔が刷られていた。ひたすら腕を磨き、和の世界を支えてきた「下絵師」が晩年に直面した苦境。生活保護制度の実情をとおして、不安を抱えて暮らす人々の思いをすくいあげた詩文集。
著者等紹介
ひらのりょうこ[ヒラノリョウコ]
詩人。旧満州(中国東北部)生まれ。1944年引き揚げ、京都・西陣に育つ。京都フィルハーモニー室内合奏団とともに「室町歌謡曲」「曽根崎心中」などを創作。能・狂言・文楽の創作舞台脚本を手がける。小説「花」で第10回自由都市文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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