- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > ミュージシャンの本
内容説明
永ちゃん、ほんとうの答えを教えてよ…歳月のほとりで僕は脱け出すことができなかった―“伝説のロックバンド”6年ぶりの続編。
目次
序章 グッバイ・キャロル
第1章 ファンキー・モンキー・ベイビー(永ちゃんとの乱闘;ファンキーでモンキーなベイビーたち ほか)
第2章 旅の途上(母と二人で永ちゃんに土下座した;キャロリズム ほか)
第3章 新たな旅へ(執行猶予の日々;キャロル・ファースト ほか)
第4章 キャロルそれから(代理戦争の幕開け;異邦人の河 ほか)
終章 手紙
著者等紹介
ジョニー大倉[ジョニーオオクラ]
1952年神奈川県生まれ。革ジャンにリーゼント、ロックンロールで一世を風靡した「キャロル」(72~75年)の中心メンバー。ボーカル&ギター、主に作詞を担当した。『ファンキー・モンキー・ベイビー』等の名曲で日本語によるロックンロールを確立。キャロル解散後、ミュージシャンとしてソロ活動をするとともに、俳優としても非凡な才能を発揮。82年、『遠雷』で日本アカデミー賞主演男優賞受賞。『戦場のメリークリスマス』(83年)、『チ・ン・ピ・ラ』(84年)など数々のヒット作に出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もとむ
25
前作が本当に面白かったので、続編も早速読みました。キャロルというバンド、矢沢永吉との葛藤、それに付随するエピソード、そして後半はキャロル解散後のジョニーの生き様が、それぞれドラマチックに描かれている。ドラッグやお金で失敗したその後のジョニーの人生を、ほとんどの人は残念なものとして見るだろう。確かにそういう側面はあるけど、最後に愛する家族の元へ帰って来れたのだから、回り回って素晴らしい人生だったとも言える。何より矢沢永吉という偉大な男との「宿命」とも言える出逢いこそ、その素晴らしさの最たるものだったのかも。2025/07/12
gtn
17
畏怖し、かつ憎悪の的でありながら、思慕の対象、矢沢永吉。こんな人間が間近にいれば、自分を見失う。キャロルからの逃亡は当然。自らを律する哲学がない以上、自殺未遂も必然か。著者の葛藤は解散後も続く。他人の強烈な個性に人生を左右される例を見る。2019/10/15
中田俊輔
4
当時、高橋幸宏さんがドラムを担当していたミカバンドと交流があったんですね。知らなかったです。ミカバンドも好きです。
ピクちゃん
2
キャロルというバンドは、永ちゃんの存在が、強烈だったが、ジョニーの書いた叙情的な歌詞、甘いボーカル、キレのあるサイドギターのカッティング等がなければ、矢沢永吉の輝きは、半減していたと思う。キャロル解散後、音楽家としては矢沢永吉の後塵を拝していたかもしれないが、役者としての輝きに魅力を感じていたので、若くして、お亡くなりに、なられたのは残念でした。2021/01/07
タンスはうまく担げない
1
人に言われたからやるじゃどこにも行けないということがよくわかる。矢沢永吉『アー・ユー・ハッピー?』とはあまりに対照的。2025/02/22