内容説明
うちのお寺は、道元さんの曹洞宗―わかっていても、おつとめや法事、そしてお葬式のことはよくわからない人。うちのお寺は、たしか曹洞宗だった―うろ覚えだが、そろそろ常識として知っておいたほうがいいだろうと思っている人。お葬式や法事で、焼香や合掌の作法がわからない―日本人のしきたりとして身につけておきたいと感じている人。この一冊で、曹洞宗の疑問がすっと解決。わが家の仏壇の側に、里帰りの手みやげに、安心の入門書。
目次
第1章 10分でわかる曹洞宗
第2章 曹洞宗の歴史
第3章 曹洞宗の仏壇とおつとめ
第4章 家庭でできる坐禅入門
第5章 曹洞宗の行事としきたり
第6章 曹洞宗のお葬式
第7章 曹洞宗の法事
第8章 曹洞宗のお墓
第9章 心が豊かになる禅の名言
著者等紹介
中野東禅[ナカノトウゼン]
1939(昭和14)年、静岡県出身。駒沢大学仏教学部禅学科卒。同大学大学院修士課程修了。曹洞宗総合研究センター教化研修部門講師、武蔵野大学講師。京都市・竜宝寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かめりあうさぎ
23
初読み作家さん。曹洞宗の歴史、おつとめ、坐禅、しきたり、法事、名言などを網羅した初心者向けの本。嫁ぎ先が曹洞宗だったので、恥をかかないように勉強のために購入。色々勉強になりましたが、何と言っても最後の名言の章が一番面白かったです。有名な「日日是好日」も禅僧の言葉だと恥ずかしながら初めて知りました。他にも「小利をすてて大利にいたれ」「人の心、元より善悪なし。善悪は縁に随っておこる」など納得の言葉。他にも坐禅の仕方など実践的なことも載っていて良かったです。2020/03/24
Go Extreme
1
10分でわかる曹洞宗: 本尊は釈迦牟尼仏 只管打座ー坐禅こそ仏の姿 宗典・修証義 歴史: 法統の祖道元の誕生 道元の教えを伝える弟子たち 隆盛の礎を気づいた持統の祖瑩山 瑩山以降 仏壇とおつとめ 家庭でできる坐禅入門: 身体とココロの調和 体調のよいとき・静かな場 調身・調息・調心 感謝の合掌で坐禅を追える 行事としきたり 曹洞宗のお葬式 法事: 中陰法要と年回(年忌)法要 法事の営み方 お墓: 開眼法要・納骨法要 心が豊かになる禅の名言: 道は山の如く、登ればますます高し 欲無ければ一切足る 和泥合水2024/09/14
yoshii_8364
0
福井の永平寺に旅行に行ったので、せっかくだしどういう歴史のある宗教なのか知りたい、と帰りの新幹線で読むように購入。 私としては道元をはじめとする昔の人の生き様や社会情勢、宗教の成立を知りたかったが、本書の内容の半分ほどは葬儀会社の仏壇購入、お参りガイドみたいな本だったので半分当たり・半分ハズレといった感じだった(私は死後の心配をするにはまだ早い歳である)。 私があらすじも見ずに適当に買ったのもまあ良くないとは思うが、もしこの本を買うなら主にご高齢の方向けの「そういう本」であることは認識しておいてほしい。2023/02/12
miura
0
三十三回忌まで存在するんだなあ。亡くなった方の子供も亡くなっていておかしくないのに行われている。それはお坊さん側もそうか、存命の頃を知らない人に対して行っている場合も多々ありそう。2021/10/12
紅
0
もっと具体的な作法がわかるかと思ったが、ビギナー向けに全体的なことを網羅しているために、 日々の細かい作法はよくわからなかった。2019/09/03