内容説明
わが国の医学教育の中で欠けているコミュニケーションと臨床推論についての教育書。
目次
第1章 臨床問題解決の原則
第2章 臨床ケアにおけるコミュニケーション
第3章 疾患モデル
第4章 診断
第5章 予後を見積もる技術
第6章 臨床マネジメントの決定を下すには
第7章 慢性疾患をモニタリングする
第8章 疾病のスクリーニング、ヘルスプロモーション、疾病予防
第9章 おわりに
著者等紹介
名郷直樹[ナゴウナオキ]
1961年名古屋生まれ。86年自治医科大学卒業。名古屋第二赤十字病院研修医を経て88年より作手村国民健康保険診療所でへき地診療所医療に従事。92年自治医大地域医療学教室で循環器疾患の疫学研究(JMSコホート研究)、EBMを学ぶ。95年作手村国民健康保険診療所所長。2003年より(社)地域医療振興協会地域医療研究所地域医療研修センターセンター長(現職)。東京北社会保険病院臨床研修センターセンター長(併任)。へき地医療の現場から医学教育へと活動の中心を移す。東京大学薬学部非常勤講師、東京大学医学教育国際協力研究センター学外客員研究員、明治薬科大学客員教授、日本大学薬学部非常勤講師。主な学会活動:日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、総合診療医学会、日本疫学会
吉村学[ヨシムラマナブ]
1966年鹿児島県生まれ。91年宮崎医科大学(現宮崎大学)卒業。自治医科大学地域医療学教室で五十嵐正紘氏より地域医療、家庭医療について学ぶ。附属病院で2年間の初期研修(多科スーパーローテート)を経て93年六合温泉医療センター赴任。95年自治医大地域医療学教室で教育・研究に従事、名郷氏とともにJMSコホート研究、学生教育や研修医教育、EBM・臨床疫学やプライマリ・ケア研究に従事。98年より岐阜にて保健・医療・福祉の連携をもとにした地域包括ケアを目指す地域医療を実践しながら、診療所やへき地での卒前・卒後医学教育も担当している。2003年より揖斐郡北西部地域医療センターセンター長(現職)。岐阜大学医学部臨床教授、岐阜大学医学部医学教育開発センター(MEDC)非常勤講師、三重大学医学部臨床教授、岐阜へき地医療支援センター所長、自治医科大学医学部臨床講師、(社)地域医療研究所非常勤講師。主な学会活動:日本家庭医療学会、総合診療医学会、日本疫学会、日本医学教育学会、日本プライマリ・ケア学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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