内容説明
本書は、予備知識ゼロの状態で読み始めた読者が、最終的には「線形写像の次元定理」を「厳密に」理解できる構成をとった。「数学的に厳密すぎて少し難しい内容」にこれでもかというくらいに「丁寧な解説」を付け、演習問題とその解答についても、丁寧なものを収録している。
目次
第1章 ベクトル、行列(基本的な記法;向きと大きさを持つ量 ほか)
第2章 連立一次方程式と基本変形(はじまりは加減法;行列とベクトルの世界へ ほか)
第3章 R‐線形空間(Rn;「公理化」という考え方 ほか)
第4章 線形写像(写像;写像に関するいろいろな言葉 ほか)
第5章 商線形空間から次元定理へ(同値関係;商集合 ほか)
著者等紹介
明松真司[アケマツシンジ]
1989年北海道釧路市生まれ。2010年独立行政法人釧路工業高等専門学校情報工学科卒業。2013年東北大学理学部数学科卒業。2014年東北大学理学研究科数学専攻博士前期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。