内容説明
格差の逆風を逆手にとったユニークな「価値創造」地域企業を多数紹介。「知」のネットワークによる新たな共生の可能性を探る。地域活性化を、知識社会に生きる大企業の経営戦略にもつながる問題として捉えた経営書。
目次
第1部 地域発「価値創造」企金(プロローグ:活かしていきたい「地方」の良さとしての濃密な人間関係;地域の弱みを逆手にとった新ビジネス;技術の再発見からヒトの再発見へ;ビジネス・プラットフォームとしての「知」とヒトのネットワーク;大企業の裡なる「地域」;まとめ:地域企業に見るヒトの可能性)
第2部 知識社会の経営戦略(プロローグ:何故いま「地域」なのか?;「知の連鎖」とクラスター論;近代化の基礎としての「分業」の意味するもの;集中管理型組織からネットワーク型組織へ;「作業の分業」から「知の分業」へ;地域発「価値創造」企業に学ぶ;まとめ:「知」とヒトのネットワーク創出に向けて)
第3部 知識社会での大学・大学院の役割(二極化社会における教育課題;社会人教育と仮説検証能力の育成;「能力」教育から「活力」教育、そして「共育」へ;「知」の新たな再編に向けて;高知工科大学における実践;地域活性化に大学・大学院が果たす役割)
著者等紹介
平野真[ヒラノマコト]
高知工科大学大学院起業家コース・コース長、同大学マネジメント学部教授。早稲田大学経営品質研究所客員研究員、東京工業大学大学院技術経営戦略PD、NPO法人技術戦略研究所理事、コンシューマー・インサイト研究会顧問、株式会社New York Art取締役、高知県中山間地域産業再生アドバイザーなどを兼務。1952年東京生まれ、早稲田大学応用物理学科卒、理学修士(早稲田大学)、工学博士(早稲田大学)、MBA(Temple University Fox School,PA,USA)、学術博士(国際経営学、早稲田大学)。NTT研究所主幹研究員、研究Gリーダー、NEL America,Inc.(Director)などを経て、2005年より高知工科大学に奉職。IEEE APMC Japan Microwave Prizeほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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