内容説明
学説や判例の暗記だけで法律家は務まらない。大事なのは、法の精神と構造をつかみ、それを論理的に活用すること―ロースクール教授を務めるベテラン弁護士が、次代を担う若き法学徒たちに熱く訴える。司法試験受験者必読!
目次
第1話 リーガルマインドとは何か(定義を研ぎすます;リーガルマインドの要件 ほか)
第2話 法律家という仕事(六法全書、毎年買うべし;不貞とは何か ほか)
第3話 憲法の論理と判例の論理(集団示威行進の自由;制度の趣旨と権利の本質 ほか)
第4話 実践からみた刑事訴訟法理解(任意捜査の限界と判例;捜査の可視化が必要だ ほか)
第5話 リーガルマインドを身につける(法学勉強法のひとつバランシング;自己実現という言葉への疑問 ほか)
著者等紹介
梓澤和幸[アズサワカズユキ]
1943年群馬県桐生市生まれ。一橋大学法学部卒。1971年弁護士登録。山梨学院大学大学院法務研究科教授。日本ペンクラブ理事。市民メディアNPJ代表。元東京弁護士会人権擁護委員長。元日弁連関東大震災朝鮮人・中国人虐殺事件調査委員会責任者。NHK受信料不払い訴訟、「石に泳ぐ魚」事件、イスラム教徒違法捜査国家賠償請求事件、築地移転反対住民訴訟事件、沖縄密約情報公開請求事件などの弁護に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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